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No.717-11/19

均一価格のサラダ&フルーツバーが登場(イオン板橋店にて)

No.717号

  11月9日(金)に改装オープンした「イオン板橋店」はイオンのGMS既存店活性化のモデル店。「GMS改革の最新の成果を結集し、GMSの概念を根底から覆す試みをした」とイオンリテール星野三郎取締役兼執行役員副社長は語る。1階食品フロアの中核となる惣菜とデザートを一体化した売場は「デリカワールド」と名付け、その中にイオン初の直営展開となる「サラダ&フルーツバー」を導入。約60種類の野菜や果物、トッピング類、ドレッシングを揃え、客自身がオリジナルサラダをアレンジできるコーナーだ。


GMS改革のモデル店


  11月9日に食品売場を改装オープンした「イオン板橋店」。かつてはマイカル最大の売上高を誇っていた「板橋サティ」として営業し、開業は2000年5月。2006年5月に3億円を投資して一度改装している。当時の改装後の年商目標は直営157億円、うち食品の売上構成比は5割、衣料品は3割で、住居関連品は2割。専門店も含めたSC全体の年商目標は200億円だった。


  イオン板橋店は東武東上線・東武練馬駅から徒歩1分。人口が密集する住宅地にあり、車で15分圏内の世帯・人口は57万世帯・115万人。地下1階・地上7階建ての多層階の売場構成で、敷地面積は2万9,931u・商業施設面積は4万3,498u。うちイオン直営の売場面積は1万9,186u、計71店のテナント専門店は1万4,402u。


  地上1階は食品売場とヘルス&ビューティフロア。注目は、シルバー世代や単身者の量り売りニーズに合わせたイオンとして初導入の「サラダ&フルーツバー」。桁違いの広さで展開する惣菜とデザート売場の中にコーナー化している。約60種類に野菜と果物、ナッツなどのトッピング材料、ドレッシングを、ステーキ・ハンバーグレストランのようにバイキング形式で陳列。客自身がオリジナルサラダをアレンジして盛り付けられるのが特徴だ。グループのオリジン弁当のノウハウを取り入れ、通常は100g178円(オープニング時は100g138円)の売価で提供する。「5回転すれば黒字化できる」と同店の小倉通彰店長。


  他にもイオン直営で専門店化したフラワーショップの1号店やリカーショップ、輸入食材&コーヒー豆を販売するカフェランテなどが営業する。「イオン板橋店」は新GMSとして商圏内の人口動態変化に対応し、ファミリー世代からG.G(シルバー)世代までのあらゆる世代の客に快適なショッピング環境を提供する。


今週の目次




今週の業界トピックス

ヤオコー カード導入の貢献度大きく、上期増収増益達成
西友 スーパーマーケットに絞って、居抜き中心に出店
マックスバリュ北海道 社長に出戸信成取締役が就任


2012年度下期開店予定店舗B


今週の開店情報


SJ新店・改装店レポート

5ヵ月間休業してS&B、高齢者に配慮し旧店のレイアウト変えず
 ヤオコー高麗川店
PB比率20%を目標にした自社開発商品販売強化型モデル
 ダイエー南浦和東口店
競合に対抗して惣菜や簡便商品を強化し、水産もインストアに
 さいたまコープ コープ上木崎店


非縁社会のぬくもり・30 小澤信夫

ふるさとを思う心を修学旅行にのせて


好調「クレイジーソルト」 日本緑茶センターに聞く成長戦略

一振りでシェフの味に変えるジェーンの万能調味料
 塩専売制度下に導入、独自のシャワー効果戦略で売場拡大を推進


「プラス糀」シリーズ好調 マルコメ ラインアップ強化

『プラス糀 米こうじ』など4品目


ウル・オス薬用スカルプシャンプー発売1周年 大塚製薬

拡大するメンズシャンプー市場で更なる飛躍を目指す


業界動向

明治は高機能ヨーグルトが営利36%増と増収大幅増益に寄与
森乳は減益基調、雪印メグ増収増益で協同と資本業務提携


食品マーケティング

<市販用冷食、年末〜冬マーケットへ需要喚起>
 日清フーズ、頭角現す弾む生パスタシリーズ
  *新商品ポルチーニクリーム フェットチーネなど売れ筋に
 食品SM‘おかずの戦い’小・中パックのバリエーション強化


今週の大店立地法公示速報


交差点

「願いましては…」



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