西友はこれまでの3年間、大量陳列が可能なウォルマート什器の導入などでEDLP/EDLC戦略に基づく改装を行ってきたが、それも一段落したことから、これまでの「標準化」に加え、「快適な買物環境を提供する」ための新しい取り組みを始めた。そのモデル店として西友府中四谷店を11月14日に開店、翌週、22日には籠原店(埼玉県)、のぞみ野店(大阪府)を開店した。
西友はSM業態を中心にほぼ全店の改装を終え、EDLP/EDLCの基盤が整ったとして、新たな店作りに入っている。
府中四谷店の開店記者会見で川野泉執行役員SVPディベロップメントセンター本部・アセットプロテクションは2002年にウォルマート傘下に入って以降のこれまでの歩みについて要旨次の通り述べた。
ウォルマートになって最初は苦労した。仕事のやり方を変えなければならなかった。仕組みを導入し、日本流に変えながら少しづつハイ&ローからEDLP/EDLCに変えてきた。ウォルマートが来たとたん、チラシを止めるのではないかと言う論調があった。我々も挑戦したが、基盤が無くてはうまくいかないことが分かった。2008年がエポックメーキングになった。この年に初めて、我々のビジネスはEDLPなんだということを社内で発表した。
この10年で取り組んだこと。最初にインフラの整備。ウォルマートのスマートシステムでレジ、受発注など全てを動かし、DCを三郷に集約してバックアップ体制をウォルマート流に変えた。次に店舗オペレーション。これまで各アソシエイツの専任担当制だったが、マルチタスクなど新しいやり方に3年間取り組んで効率化を図ったきた。西友時代、様々な制約から店舗現場に投資できなかった。それで5年間で300数十店を改装した。
EDLP/EDLCにするためハードでは、ゴンドラを変えた。EDLPのためには主動線をしっかりとって回遊性を高めるのが大変重要。それで小型店でも通路幅を広く取るように心がけている。EDLCのため、陳列の手法や用途別什器を開発して一段と効率的にオペレーションできるように変えたきた。10年間裏側で一生懸命やったお陰で既存店が3年間プラスするようになってきた。
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