今年7月に静岡県でSMをチェーン展開している、あおきが横浜市内に新店を出店し、その1週間後には首都圏で店舗展開するサミットも同市に新店をオープンさせた。サミットの新店はマルエツ1番の売上を誇ってきたマルエツ井土ヶ谷店から歩いて3分の至近距離。両店は今も激しいバトルを繰り広げている。一方、フードストアあおき横浜天神橋店のすぐ近くにもヨコサンとフジという神奈川県を地盤としてチェーン展開する2店が営業している。
横浜は数多くの丘があちこちにあって坂が多い街だ。アップダウンが激しいため自転車には不向きな所といえる。実際に井土ヶ谷周辺を平日の昼間に歩いてみると、幼児を抱えた若い母親が近くのスーパーまで歩いて買物に向かっている姿がちらほら見られた。
今年7月11日に「サミットストア井土ヶ谷店」が井土ヶ谷駅の南へ徒歩3分の幹線道路沿いにオープンした。すぐ近くにはマルエツ最大の年商をあげている売場1,360坪の「マルエツ井土ヶ谷店」が営業しており、現在も顧客争奪戦が行われている。駅南口には小型SMベンガベンガも営業し、北へ歩いて15分の住宅地にはスーパー生鮮館TAIGAも存在している。
サミットの新店オープンからちょうど1週間前の7月4日に静岡県の伊豆半島周辺でSMを10店展開する、あおきが「フードストアあおき横浜天神橋店」をオープン。同店の近くにはヨコサンとフジという競合店が営業している。
横浜市内の人口密集エリアであるため、競合店も数多く存在。当然、地域に合わなくなった店はクローズとなる。小型SMのフードショップセリザワ中村橋店が閉店し、今年10月28日には地下鉄・阪東橋駅の近くにあった「大丸ピーコック横浜橋店」も閉鎖している。一方でコンビニはあちらこちらにあり、生鮮コンビニも営業している他、イオンの小型SMまいばすけっとの店舗数も増えてきている。少子高齢化が進んでいる中にあって首都圏の競合店は増え続けている。鎬(しのぎ)を削るSMの戦いは止まらない。
(詳細は本誌20〜21頁の新激戦地ストアシーイングマップとして掲載)
GMS改革のための集大成、イオン直営ショップの専門店化を進める
イオン板橋店
若い小世帯家族の多い商圏内でデリカ化進める最新MD店舗
たいらや川田店
業務スーパーと真っ向勝負「イオンまで行かなくても済むように」
平和堂 フレンドマート伊勢田店
燗屋日本橋店の地下食品フロアに、こだわり品扱うグロサリーショップ
明治屋日本橋ストアー
井土ヶ谷周辺 横浜市南区・磯子区(神奈川県)
今年の食品衛生業界を振り返って
像牙の塔と地域社会が融合し、人々に心のふれあいを起こさせた
時代を牽引する国分育成メーカー、カテゴリーごとに画期的商品多数
伊藤園、海外事業を上海、台湾、韓国、星港へ一気に展開
*マルハニチロ食品「横浜あんかけラーメン」回転率増強へ
*下期「ほうれん草とチーズのささみカツ」などヒット
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