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No.724-1/14

今年は前年の2倍となる70件以上のSCが開設予定

No.724号

  2007年の改正都市計画法施行後の2009年~2011年までの3年間は年間50件台のSC(ショッピングセンター)開設件数と低迷し、昨年は35件とここ10年間で最も少ない開設件数となった。だが、今年は70件以上のSCの開設が予定され2004年~2008年までの70~90件台の開設水準に復活する見込みだ。来年以降も地方自治体のSC誘致が追い風となって、開設件数の増加が期待されており、SCの冬の時代がようやく終わろうとしている。


SC開設の動きが復活


  昨年は東京スカイツリーに併設された東京ソラマチ(5月22日開業)や渋谷駅と直結した渋谷ヒカリエ(4月26日開業)、巨大なガンダムで有名なダイバーシティ東京プラザ(4月19日開業)といった物凄い集客を誇り話題となったSCがオープンしたものの、国内全体では年間35件のSC開設数と日本ショッピングセンター協会が調査して以来、過去最低の開設件数となった。その前の2009年~2011年までの3年間のSCの開設も年間50件台と低迷を続けていた。


  SCの年間開設数としては2007年が97件と最も多く、その前後の年も多くて2006年は83件、2008年は88件だった。2013年は今のところ73件の開設が予定され、2014年以降も追い風の状態が続いて開設件数の増加が期待されると協会側は発表しており、再びSCの開設の動きが復活しそうな感じになっている。


  今年オープンするSCとしては岩手県で3件、宮城県で2件、秋田県で1件が予定されている。昨年は一昨年3月11日に起きた東日本大震災の影響を受けて東北地区のSC開設がなかったが、今年は震災復興の兆しが見え始めている。都内では春にJPタワーや東京スクエアガーデンが開業する予定で、東京都東大和市ではダイエー東大和店の跡地にヤオコー東大和店が6月に出店する。神奈川県横浜市みなとみらい地区ではマークイズみなとみらいも4月に開業する計画だ。


  SCの開設と同時に老朽化などの理由で閉鎖したSCも昨年は20件あり、その他に震災による閉鎖も9件存在した。閉鎖したSCも建て替えや居抜きで新しく生まれ変わっており、形を変えながらSCとして継続して営業をしているところも首都圏を中心とした都市部ではある。一方で、地方の単館でSCを営業しているところは厳しさを増している。(2013年のSC開設予定一覧表は今号の14頁と次号に分けて掲載)


今週の目次




流通羅針盤

大手コンビニ2社の新社長、両者の双肩に勝ち組み存続を託す


今週の業界トピックス

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人事
 1月1日付、ファミリーマート社長に中山勇氏就任
 2月21日付、サークルKサンクス社長に竹内修一氏


今週の開店情報


新年トップインタビュー

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 サミット社長
   田尻 一 氏
現場主導を徹底して提案型SMを目指す
 与野フードセンター代表取締役社長
  井原 實 氏


2013年オープン予定SC(上)


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企業動向

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食品マーケティング <食品界、製・販に新たな潮流>

PB拡充戦略・セブン&アイHDの仕掛け実るか?
*量販店PBが激変
 食品メーカーの新施策、多角化と売却(事例、カルピスを売却した味の素)


今週の大店立地法公示速報


交差点

元日の新聞で1年を展望



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