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No.730-2/25

デフレ脱却に向けた一歩。差別化商品が並んだSMトレードショー

No.730号

  2月13~15日に盛大に開催された食の祭典第47回スーパーマーケット・トレードショーが幕を閉じた。来場者は昨年より多い8万4,954人を記録し、SM関係者をはじめテレビ局などマスコミも大勢詰めかけた。こだわり商品、新商品、来場者がところ狭しと会場を埋め、政権交代後から流れる、デフレ脱却に向かう潮流をしっかりと感じられる祭典となった。


食の祭典SMトレードショー開催


  東京ビッグサイト東全ホールで開催された第47回SMトレードショー。会場では県産品ブースやこだわり商品ブースなど今年も見所が満載だった。しかし、その一方で大手食品メーカーが少なくなっている印象を受けた。これはこだわり商品や零細企業、中小企業の商品など、普段はなかなかお目にかかることの少ない商品が増えてきているということでもあるだろう。


  政権交代などで円安、株高、デフレ脱却などの兆しが見え始めているが、こだわり商品などの高価格帯の商品は一つの武器になり、それに拍車をかけていく材料になる。国分、三井食品ブースなどは例年のようにブースのレイアウト、デザインをガラリと変え、飽きのこない演出で来場者を出迎える。県産品ブースは例年よりも大きくスペースがとられ、来場者達は掘り出し物がないかと目を輝かせる。おなじみとなった五味商店のこだわり商品コーナー、イタリアンフーズのこだわり輸入食品コーナーも盛況で、セブン&アイ・ホールディングス伊藤雅俊名誉会長も初日早々に視察に訪れた。


  会場の雰囲気、演出、膨大な商品群。本来、人は興味や好奇心を持ちさえすれば、どんなものからでも学ぶべき何かを汲み取れるものだが、そうは言ってもフォーマット化された日常生活の中では難しい。しかしこういったいわゆる非日常的な祭典では、ハッキリとした目的を持ち来場するに越したことはないが、何か面白い物はないかとあたりを見渡しているだけでも、普段は浮かばないヒントが頭をよぎってくるのを実感できた。


  気が早いが来年のSMトレードショーではどんな仕掛け、商品、ヒントがあるのだろうか。来年の2月12日が楽しみだ(2014年は2月12日~14日開催予定)。


今週の目次




流通羅針盤

GMSは総花型運営を転換し、先行きの不透明感を払拭できるか


今週の業界トピックス

訃報 「スーパーのお手本」関西スーパー創業者、北野祐次氏が死去
日生協 会員が店で無償労働する英国生れのユニークなSMを紹介
ドン・キホーテ 適切なインフレならDSは成長できる
アクリフーズ くまちゃん占いシリーズ10億カップ突破


今週の開店情報


SJ新店・改装店レポート

グリルキッチンや煮魚・焼魚コーナーを新設して全面改装した既存店
 サミットストア成田東店
半径2㎞内に4店目の自社店舗、ドミナント強化。NSCで差別化図る
 ベルクフォルテ深谷店
次世代マックスバリュのモデル店「作らない化」に対応した店作り
 マックスバリュ島田阿知ケ谷店


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

生鮮4品で50%以上の売上構成比と高めの賃金を出せるSMが生き残れます


大盛況だったSM・トレードショー 3日間で84,954人が来場

デフレ退治商品を見つけたSMの売場は即戦力アップ


ドリンク春の新商品 森永乳業の2013戦略

きめ細かな内容改善で市場活性図る


企業動向

雪印メグミルク、新機軸乳製品「チーズでこめるんパッ!」発売
 今春の新商品、新プリン拡充しデザート分野の品揃え強化


国分 アルゼンチン産ワイン「ディアマンデス」発売


巷で秘かに売れ始めている注目!フーズ&ドリンクス

北海道バイオインダストリー「北海道タマネギドレッシング」
 フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

たかが讃岐うどん、されど讃岐うどん



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