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ユニーHDがスタート。スーパーとコンビニ事業の相乗効果を最大化
ユニーは2月21日から商号をユニーグループ・ホールディングス（HD）に変更し、持株会社体制へ移行した。ユニーやサークルKサンクスなど17社が事業会社として傘下につながる流通グループが誕生、先行するイオンとセブン＆アイHDを追いかける。 20日に記者会見に臨んだ新会社の前村哲路会長兼最高経営責任者（CEO）は、「商品開発と物流、販促の共同化でスーパーとコンビニ事業の相乗効果を最大化する」とし、HD100人態勢の人員のうち3割を商品開発にあて、PB化率を高める。
アピタを奈良や上海で出店
コンビニエンスストア事業では、サークルKサンクスの日販をトップ企業並みに高めることを目標にする。2013年度から3年間で1,800店出店することも明らかにした。遅れている海外出店も今秋にはサークルKサンクスとしての1号店を東南アジアで実現させる。
PB開発にも拍車をかける。2013年から価格戦略商材の「毎得」は200品目に、1,230あるスタイルワンとワンクラス上のプライムワンは新たに162品目拡大する。こうした独自商品は2015年2月期にはユニーとサークルKサンクスを合わせて、5,500億円規模にまで拡大する方針だ。
2014年2月期はケーズデンキやユーホームを併設し、今秋オープンを目指す大型SC「アピタ西大和店」（仮称、奈良県北葛城郡上牧町）を含むSCが2店、食品スーパー3店、HC1店を計画している。今後3年間の開発関係には711億円が投じられる。2015年度にはマザーセンターも稼働予定だ。
上海の出店は年内にも実現しそうだ。中国の国内線の窓口「虹橋空港」に通じる地下鉄2号線と開通予定の15号線が交わる「婁山関路」駅直結のツインビルの地下2階と1階に食品から衣料品までを揃えた「アピタ上海金虹橋店（仮称）」がオープンする。「尖閣問題は上海では影響はない」（前村CEO）ということで、上海では計画は3店舗まで確定している。
コーポレートメッセージは「毎日が、あなたの日。」だ。ユニーグループHDのイメージタレントには知名度と好感度があり「一番の満足をあなたに」のコンセプトに合致することから、女優の吉瀬美智子さんが起用された。吉瀬さんも20日の発表当日に妊娠5ヵ月が明らかに。新生ユニーHDは「ビッグU」のシンボルマークを掲げ“新しい生命”とともに歩むことになった。
今週の目次
今週の業界トピックス
イオン 「トップバリュ」2013年度売上高1兆円目指す
ライフコーポレーション PBの第6弾を販売開始、83アイテム今週の開店情報
チェーン・スーパーマーケット企業への提案
（株）島田研究室・代表 島田陽介
「価格」でも「独自性」が発揮できるＳＪ新店レポート
川下発想の商品開発を目指し、都内5店目として480坪で売場展開
ヤオコー小平回田店
「とにかくカカク」を売場に掲げ、EDLPをシンプルに追求した居抜き店
マミーマート白岡西店
精肉と鮮魚のセンター加工比率を高め、売場面積の最大化を図る駅直結小型店
マルエツ東松戸駅店チェーンストア・コンビニの1月度販売概況
全ての業態合計で既存店マイナス、寒波で来店客減少
ユニー、フジ、マルエツ、東急、ヤオコーが既存プラス＜反省と再構築＞五味商店 SMTS出展14回目の新・提案
消費者の希望を叶える原点の提案へ
精肉・鮮魚売場向け モランボン 春の商品戦略①
家庭への韓国料理作りの浸透に対応
ヨーグルトとデザートの新商品 森永乳業の2013戦略（続）
ヨーグルト「重点部門育成と差別化」
非縁社会のぬくもり・37 小澤信夫
新しいコンセプトの浅草エキミセがオープンし、うったえるもの
業界動向
CVS大手、2013年度は新店4,000店でさらなる躍進へ動く
注目の商品情報
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