イオンは3月に郊外型のイオンモールを関東に2件出店した。5日に開業した核店舗「イオン春日部店」では食品売場で実験的な試みを開始。冷凍食品と冷蔵飲料売場のエンドに常設でトップバリュレディーミール試食カウンターを初導入し、開店当日にはおかずをセットにしたワントレー冷凍食品の試食を実施した。同店と15日にオープンした「イオンつくば店」の食品売場では、壁面のデリカ・牛肉・刺身・寿司売場の棚の上部にお薦めのワインを陳列するなど各売場にワインを関連陳列し、食生活に彩りを添える提案を試みた。
イオンは4月1日にピーコックストアの全株式をJ.フロント リテイリングから約300億円で取得し、完全子会社とした。同日付でピーコックストアの樋口雅一社長が退任し、イオンから代表者2人を送り込んだ。会長には内山一美イオン専務執行役SM事業最高経営責任者、社長には川口高広マックスバリュ中部取締役が兼務する。
中期計画の経営戦略の一つに大都市シフトを掲げているイオンとしては、首都圏と中京圏、関西圏で計82店展開するピーコックストアを獲得した意義は大きい。今後はピーコックストアとマックスバリュ各社がそれぞれ進めてきたノウハウの良い点を融合しながら新しいSMづくりを目指す方針だ。
国内の小売業はイオン化が加速しているように見える。これまで丸紅とイオンで進めてきたダイエーの再建についても、結局、計画通りに進まないため、7月中旬にイオンの子会社とする予定。イオンに一本化してダイエーの建て直しを図ることで、長年続いてきたダイエーの再建に決着をつける。
各小売企業は消費者の生活の変化に対応していくことが最重要課題だ。巨大小売企業へと成長したイオンだが、今後もM&Aを継続しながら、効率性と合理性を追求する一方で、消費者の変化に対応した売場づくりへの実験的な取り組みを続けていく。「現在の厳しい状況を抜け出すには価値観は一つしかない。お客様の声にどれだけ応えることができ、お客様のお役に立てるか」と内山一美イオン専務執行役SM事業最高経営責任者は強調する。
一気に走るイオンの狙いは、消費縮小後の受け皿づくり
西友・若菜 カテゴリー全体を5~10%伸ばす大型商品開発に乗りだす
イオン 首都圏SM連合体構築に丸紅が共同歩調
マルエツ 上田真取締役専務執行役員が社長に就任
ヤオコー 1,200名が出席して新旧社長の披露と感謝の会
味の素ゼネラルフーヅ 社長に横山敬一味の素専務が就任
パートの女性バイヤー
コーヒーマシン導入でファストフード店から顧客争奪
スイーツ、菓子パンなどとの関連購買にも期待
4年の空白、待ちに待った開店に地元が反応
ヤマトー 八木店
居抜き小型店のモデル店として、生鮮品を重視、価格レンジ広げる
ザ・プライス湘南台店
近隣自社店舗とのコンボで圧倒的なシェアアップ狙う
エコスTAIRAYA宝珠花店
ヨーグルトの需要拡大に食べ方提案
希少茶葉のプレミアムで業務用強化
海外の原料高騰と急激な円安受け製油各社が値上げ
{2013年上期、市販用・冷食新商品で売場の活性化へ}
マルハニチロ食品、世帯構造&食スタイルの激変に対応
*適量サイズ、無駄なし、レンジで簡便調理を提案
セブンの自主MD
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