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No.738-2013/04/22

高質SMマックスバリュプライム1号店誕生

No.738号

   三菱地所が4月12日に開業した「マークイズ静岡」の核店舗として「マックスバリュプライム マークイズ静岡店」が営業開始した。新生マックバリュ東海初出店となる高質SM。今年3月にマックスバリュ東海に吸収合併されたイオンキミサワが3店開発しているグラッテ業態をさらに進化させた。今後は様々な試行錯誤を重ねて、マックスバリュプライムの多店舗化を目指す。今年5月24日開催予定の定時株主総会で新社長に就任予定の神尾啓治常務・商品統括本部長は「マックスバリュプライム、マックスバリュ、ビッグの3モデルに集約する」と語る。


イオングループの高質SM


  4月12日、新SCが静岡市内にグランドオープンした。三菱地所が開発した商業施設の基幹ブランドとして「マークイズ」1号店が開設。約3万6,000㎡の店舗面積に合計148店が営業し、年商目標は180億円。静岡市内には2011年10月に静岡鉄道が開業した「新静岡セノバ」(年商目標180億円・店舗面積3万2,000㎡)がある他、松坂屋静岡店(年商226億円・2万5,452㎡)、静岡伊勢丹(208億円・2万3,000㎡)、静岡駅ビルのパルシェ(100億円・1万2,000㎡)などが営業しており、競争は激化している。


  「マークイズ静岡」の核店舗でマックスバリュプライム業態が出店。マックスバリュ東海の1号店で、今年3月にイオンキミサワを吸収合併して初の新店となる。イオンキミサワが2010年9月に既存店から業態変更したキミサワグラッテ沼津奥貫店、2011年10月に出店した大谷店、2012年4月にオープンした長泉店の3店をさらに進化させた店と位置づけている。


  マックスバリュプライム マークイズ静岡店では、「イオンキミサワがグラッテで実施してきたことと、マックスバリュ東海が2012年6月にオープンしたマックスバリュ島田阿知ケ谷店でスタートした売場づくりを融合し、両社の良いとこ取りをした。今年6月にはこの取り組みを他の店に水平展開していきたい」(神尾啓治次期社長)という。


  マークイズ静岡店ではデリカと簡便商品を充実し、パンやデザート、冷凍食品を含めて売場の一方に集約している。売場の反対側には青果売場を配置し、マヨネーズ・ドレッシング類やプチトマトの量り売り、地元静岡の商品やこだわり商品も集めて、上質な商品を2割ほど揃えている。


今週の目次




流通羅針盤

他業態から顧客を奪い、消費者ニーズに対応するコンビニ


今週の業界トピックス

原信HD・フレッセイHD 10月に経営統合アクシアル リテイリング新設
イオンタウン新船橋 次世代型エコストア「スマートイオン」を船橋市に
日本スーパーマーケット協会 第5回新規事業研究セミナー開催
大塚食品 クリスタルガイザーの採水地マウント・シャスタ


今週の開店情報


SJトップインタビュー

個店経営に集中できる体制を作る
 カスミ代表取締役社長 藤田 元宏 氏


2013年度開店予定店舗②


SJ改装店レポート

今春誕生のコープみらい売上トップの店、1.5倍に増床
 コープ春日部店
惣菜と生鮮中心の営業強化のため、大型改装を実施し、客数アップ狙う
 溝の口東急ストア


SJ食品衛生・最新リポート③

衛生管理に吹いてきた「新潮流」
 時代とともに変化するスーパーの売場、期待される「微酸性電解水」


勝つための豚肉戦略 「やまと豚」フリーデンの提案

差別化豚でいかに売場を差別するか
価格競争時代にはブランド力で勝負


イオンウォーター発売 大塚製薬の2013年戦略

34年目にもう一つのポカリスエット
着々と前進図る「ソイリューション」


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

消費増税対策が喫緊の課題、SMの社員比率3割を確保して生鮮を強化しよう


企業動向

花王、特保認証取得の「ヘルシアコーヒー」2品を新発売


巷で秘かに売れ始めている注目!フーズ&ドリンクス

水実「せーいかソーセージ」 イカ風味満載のヘルシーソーセージ
 フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

県外のDSが進出する沖縄



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