英国のスーパー、テスコが日本法人の撤退を表明し、今年1月1日付でイオンが同社の株式を50%取得して3月1日にイオンエブリへと商号変更している。現在、イオンエブリは「テスコ」「つるかめ」の店名が付いている店舗を次々に閉店しており(今年1月から5月中旬までに35店閉鎖)、このうち既に10店強がアコレへと切り替わっている。アコレはイオンリテールが運営しており、イオングループ内の事業譲渡という形になる。5月14日にオープンしたアコレ小竹向原店(=写真=東京都板橋区)も4月21日まではテスコとして営業していた。
5月14日(火)開店の小型食品DS「アコレ小竹向原店」は都内板橋区の学校や病院が集積しているエリアにあり、都道441号線を挟んで向かいに地元スーパー「いさみ屋小竹向原店」があるのみ。少し離れた環七通り沿いに「オーケー小茂根店」が営業しているが、競合の少ないエリアと言える。
「アコレ小竹向原店」は生鮮3品やアウトパック惣菜中心に加工食品や日配食品、日用品を低価格で提供。できるだけ品目を絞り込み、イオンのPBトップバリュをメインに陳列する。アコレは2008年に平和台駅前店を1号店としてスタートし、当初はクレジットカードや電子マネーのワオンは使えなかったが、現在は利用可能。同店に隣接してイオングループのオリジン弁当が22日(水)から営業開始しているが、元々は「タネキン小竹向原店」。2005年10月にテスコジャパンが地元スーパーのタネキンを買収したため、2006年3月に「つるかめランド小竹向原店」と変更し、2010年6月には「テスコ小竹向原店」となり、現在はアコレとなっている。店舗面積100坪ほどだが、移り変わりの激しい小型店だ。
テスコは2003年7月に首都圏で「つるかめ」を展開していたシートゥネットワークを約300億円で買収して日本に進出し2010年には総店舗数137店としたが、結局は日本から撤退。フランスのカルフールも2005年3月に日本から撤退して日本法人がイオングループに組み込まれた。日本に進出した外資小売2社の店は結果的にイオンの店となっている。
テスコジャパン(現イオンエブリ)の店は今年1月末には117店あったが、35店を閉鎖して今は82店。一方、イオンリテールの展開するアコレは増え続け、現在53店に。イオンエブリが展開する「テスコ」や「つるかめ」は将来的には消滅し、アコレを中心にオリジン弁当やイオンバイク、イオンリカーなどイオンの専門店となる可能性が高い。
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