1970年(昭和45年)、万博が開かれた同じ年に開店した「ピーコックストア千里中央店」が4月26日(金)、11年振りに大改装オープンした。千里ニュータウンのターミナル・千里中央駅に直結する店舗で、店外にあったリキュール売場を店中央に持って来たのをはじめ、奥にあって客を導入できていなかった惣菜売場をオープンキッチン方式に改め、回遊性を改善させた。これまでもシニア層を中心に繁盛店だったが、若いファミリー層の来店も増え、好調に推移している。
千里ニュータウンは大阪府南部にある泉北ニュータウンを凌ぐ富裕層が住むベッドタウンだが、最盛期は13万人を数えた人口も、少子高齢化で8万人を切るまでになっていた。5年ぐらい前からUR公団の建て替えや高層マンションが新築されて、人口減少に歯止めがかかってきた。
43年の歴史を誇る千里中央店は百貨店系のスーパーとして、60歳以上のシニア層が来店客の50%以上を占める地域一番のスーパーの地位を保ってきた。しかし、2009年、千里中央駅北改札口に直結する40階建て高層マンションの1階に阪食が運営する阪急オアシス千里中央店がオープンしてからは、若い客層を取られ、何らかの対策が必要となっていた。
1年前から大改装のプランを練り、お客からアンケートも実施した。その結果、外の売場では改札口から店舗まで通じるプロムナードにあった酒売場を店内中央に移設、「ワイン&リカー」のコーナーが誕生した。3階で調理したものを運んでいた惣菜売場もオープンキッチンでその場で出来立てを提供する方式に改めた。
高島英作店長は、「エントランスを広く取り、農産では産地直送のふるさと市場を拡充させました。鮮魚はテナントですが、少量パックの刺身などを充実するなど、シニア層や若い客層のいずれにも満足していただける売場になりました」と胸を張る。
4月1日にイオンの完全子会社になり、社名もイオンマーケットに変更した旧ピーコックストア。グロサリー売場ではトップバリュも並んでいる。こだわりだけでなく、価格もこなれた商品もある1,750㎡の売場は若年層にも好評だ。ダイエー、千里阪急、阪急オアシスなどの店舗が集中している千里中央は再び「店舗視察」の要衝になった。
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