10月1日に原信ナルスホールディングスとフレッセイホールディングスが経営統合して、アクシアル リテイリングが誕生する。新潟県と群馬県をそれぞれ地盤としてSMを展開しているチェーン企業同士が一つになり、情報やノウハウを共有していく。イオンやセブン&アイグループといった大手資本と対抗し、小売業界の変化の波に乗り遅れないようにするための対策として踏み切る。両社の店舗の独自性は保ち、店名や創業の原点は維持しながら、新しい波動を引き起こすのが狙いだ。
原信ナルスホールディングスは6月8日(土)、「原信上田緑が丘店」をオープンした。新潟県を地盤とする同社は長野県では4店目とし、上田市内へは今回が初出店となる。オリックスが開発した「クロスガーデン上田緑が丘」の核店舗として、この他にホームセンター「本久デイツー」や衣料品店「はなおか」、「コメダ珈琲」とNSCを形成する。
原信の店の特徴は、顧客視点に立って、日本一のサービスを目指している点にある。効率性の追求よりも、快適な売場空間の創出に重点を置く。店内に10台常設している集中レジではチェッカーが袋詰めサービスを当然のように実施。独自開発したカートに合わせて、レジ前にカートの下に潜れる台を設けている。ゆったりと買物ができるよう、グロサリーのゴンドラ内の通路も1m80㎝と広々とし、直営インストアベーカリーに併設された無料休憩スペース「原信カフェ」では1人200円の料金で利用できるドリンクバーも設置している。
レイアウトは青果と惣菜を一体化させ、奥に鮮度にこだわった水産、続いて壁面沿いに精肉、日配、冷食・アイスとつながっている。売場奥のゴンドラのエンドには一品大量陳列のスペシャルプライス商品で「安さ」を打ち出し、段々と傾斜をつけた陳列は見栄えの良さを強調している。
同店から南東へ1.3km離れたところにイオンのDS「ザ・ビッグ」が今夏出店してくる(今年5月13日に閉鎖した本久デイツー上田中央店への居抜き)。上田駅付近にはアリオ上田とイオン上田SCの大型商業施設が営業。この他に周辺には長野を地盤とするツルヤと西友が各2店展開し、バローや地元SMやおふくもある。原信ナルスホールディングスは同じCGCに加盟しているフレッセイホールディングスと今年10月に経営統合する。ますます激しくなる競合他社との戦いに立ち向かうための対抗策だ。
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