≫ウィンドウを閉じる


No.746-2013/06/24

横浜みなとみらい地区に新SCが誕生

No.746号

  三菱地所は現在も開発進行中の横浜みなとみらい21地区に大型商業施設「MARK IS みなとみらい」を開業した。施設内の海側は街のシンボルである70階建てのランドマークタワーが眺められるように上層階をテラスや屋外ガーデンにし、建物の天井や側面はガラス張りを多用している。ランドマークタワーは今年7月16日に開業20周年を迎えるが、その低層部分には商業施設「ランドマークプラザ」を三菱地所が運営。隣接する形で東急電鉄が1997年7月に開業した「クイーンズスクエア横浜」の商業ゾーンもあり、これらを合わせた形での相乗効果を期待している。


増え続ける街


  1993年7月16日、横浜みなとみらい21地区に開業した70階建てのランドマークタワーは地上297mの高さと当時、日本一の超高層ビルを誇っていた。だが、現在は2014年開業予定の「あべのハルカス」(300m)に抜かされ、建造物としては高さ634mの東京スカイツリーの半分にも満たない高さに。ただ、現在も商業・オフィスエリアとして開発が進行中の「みなとみらい21地区」のシンボルであることは間違いない。


  三菱地所が開発したランドマークタワーの低層階には商業施設「ランドマークプラザ」が7万4,000㎡で展開し、2012年度の年商実績は200億円。隣接する形で東急電鉄が1997年7月に「クイーンズスクエア横浜」(商業部分は5万4,400㎡)を営業開始し、クイーンズイーストとクイーンズスクエア横浜アット!の2施設で展開している。


  これに加わる形で、6月21日(金)に三菱地所が「マークイズみなとみらい」を開業した。地下4階・地上6階建てで、店舗面積4万3,000㎡。全189店のうち13店が新業態で、42店が県内初出店。館内には30ヵ所以上にベンチや椅子、ソファのあるシーティングスペースを設置。屋上には果樹園・菜園もある。年商目標は250億円で、みなとみらい周辺の既存商業施設と相互補完・連携を図りながら、街の新たな賑わいと憩いの拠点となる商業施設を目指す。


  みなとみらい地区の59街区には、2015年夏に首都圏でディスカウントストアを展開しているオーケーが店舗を併設した形で本社を移転する計画がある。既に7,000㎡の土地を取得しており、建物は地下1階・地上9階建てで、延床面積4万㎡という。この他にも同エリアには次々と商業ビルやオフィスなどの開発計画があり、進化していく予定だ。年間を通して様々なイベントも繰り広げられており、観光地としても注目されている。昨年度の年間来街者数は前年比800万人増の6,700万人、就業者数は1.1万人増の8.9万人というデータがある。


今週の目次




流通羅針盤

医薬品ネット販売解禁、各種小売業続々と参入表明へ


今週の業界トピックス

セブン&アイHD サントリーと組みプレミアムPBビール発売
FC協会 山本新会長(ハードオフコーポレーション会長兼社長)を選出
マキヤ 業務スーパーは堅調だが、改善中のポテトは苦戦


今週の開店情報


SJ新店レポート

100坪で100種以上のメニュー、惣菜バイキング「マイセレクトデリ」初導入
 イオン東久留米店
少量目の寿司やカップサラダを揃え、1個から揚げたて注文サービスを行う
 マルエツ武蔵小杉駅前店


SJ食品衛生・最新リポート④

望まれる「清潔感があふれた店舗」
 安さや、お得なサービスの前に必要な「衛生面の対策」


企業動向

伊藤園、今期も2ケタ増収大幅増益を予想と発表


今必要な変化への対応 企業養豚 フリーデンに聞く

固定客作りに必要な差別化豚の強化
商品力と販売力は小売業には不可欠


<健康の維持と増進> 大塚製薬の柱商品を探る

「2つのポカリスエット」併売戦略順調にスタート切る
Soylutionの要「SOYJOY」13番目のピーナッツを加え拡販へ万全期す


「SAKE Selection 2013」 三井食品 酒類展示会を開催

「話す」をテーマに108社を一堂に
新たな「消費者ニーズ創造」の提案


食品マーケティング

人口減、高齢化社会で近隣SM、CVSの惣菜売場さらに変化
 *駅周辺、大型SMは昼・午後・夜で‘おかず’販売に工夫


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

美宝「有機竹茶『竹清水 高野』」 竹ならではの清涼感とほのかな甘み
フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

美味しさを教えているか



≫ウィンドウを閉じる