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No.750-2013/07/22

首都圏の生協で人気を呼んでいる店内製造のサンドイッチ

No.750号

  首都圏の生協で爆発的な人気を得ている店内製造のサンドイッチがある。ロングサイズの小麦胚芽入りパンの片側を切り、ハムやチキン、スライスチーズ、トマト、グリーンリーフなどを挟み、外食チェーンのサブウェイのサンドイッチに似ている。計5種類のうち店で3種類を選択して販売するが、現在人気があるのはチキン&タマゴサラダ。売価は各268円。昨年10月に改装オープンしたコープ春日部店で初めて販売したが、現在は今回の武蔵藤沢店の他に、ひばりが丘店、上北台店、花小金井店の5店で提供する。過去最高の販売個数は1日で150個を記録したという。


即食とメニュー提案


  今年3月21日にコープとうきょう、さいたまコープ、ちばコープが合体して国内最大規模となるコープみらいが誕生している。現在、同生協が展開している5店では店内製造のオリジナルサンドイッチ「Deliサンド」が大人気となっている。


  「Deliサンド」を販売開始したのは昨年10月25日に増床リニューアルオープンしたコープ春日部店(当時はさいたまコープが運営)から。同店では1日に土日祝日で100個、平日も50~60個を平均して販売している。現在、ひばりが丘店、上北台店、花小金井店(今年2月19日の新規オープン)、武蔵藤沢店で販売しているが、各店の改装後に販売開始したピーク販売個数は、ひばりが丘店で120個、上北台店で150個、花小金井店で100個を記録している。


  コープ直営インストアベーカリーで焼いた専用のパンに具材を挟んだ同商品を販売するため3坪ほどの専用厨房をバックヤードに新設している。インストアベーカリー全体の売上構成比の10%をサンドイッチが占めているが、このうちDeliサンドだけで半分近くの売上を占めている状況だ。ランチだけでなく夕方にも売れる商品であり、女性客の圧倒的な支持を受けている。本来は298円での販売を予定していたが、30円抑えて268円としている。


  生協のみならず多くのスーパーではサンドイッチのみならず即食系の商品を強化している。同時に、今夜の献立をメニュー提案するコーナーを売場内に設置する店舗も増えてきている。コープ武蔵藤沢店では「う~まい(MY)!レシピ」とPOPに掲げて、料理とレシピ、メニューに使われている食材をその場に全て揃えて販売している。


今週の目次




流通羅針盤

消費者のニーズを捉え、波に乗る大手小売の高品質PB


今週の業界トピックス

ダイエー 第一四半期は苦戦、第二四半期は復調の兆し
製・配・販連携協議会 3分の1ルールを「2分の1」に、納品期限緩和へ
新日本スーパーマーケット協会 JSAとの統合協議入りを正式表明


SJトップインタビュー

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関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

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明治スポーツミルク パーソナルタイプを新投入

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森永乳業 夏の新商品 チルドカップ飲料とバニラアイス

「贅沢倶楽部フルーツミックス」/まろやかな味わいの「雪塩ソフト」


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農業生産法人・月桃茶家「もずく醤油」フードジャーナリスト 旭 利彦
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今週の大店立地法公示速報


交差点

目立ってきた減塩食品



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