万葉の香りがする優美な畝傍、耳成、香具山の「大和三山」に囲まれた奈良県中部を東西に貫く「中和(ちゅうわ)幹線」沿いに7月25日、「安くていい商品が揃っている」と支持を集める「食品スーパーおくやま」が高田店をオープンさせた。元々は田んぼだった1,400坪の敷地に、前面だけで208台の駐車場を備えたワンフロア570坪(1,881㎡)の店舗で、年商目標は20億円。これで6店舗となったが、小型店を除く全てが20億円後半の売上を誇るから、並み居るチェーンも顔負けの数字だ。NBはいつも安く、鮮魚はプロのお眼鏡にもかなう。バックヤードも広く、従業員も働きやすい――そんなスーパーが気をはいている。
スーパーおくやまは、創業者の奥山務氏が昭和47年に、奈良県の磯城郡田原本町内で創業した。元々はトラックで、青果を積み込んで販売していたが、肉、魚と増やし、後にスーパーに転じた。「たとえ目が不自由なお客さんでも、満足して買い物ができる」という創業時からの“奥山イズム”が人気を支えている。
中和幹線沿い東3㎞に橿原店があり、西の方では、ユニーが大型SCを建設中の上牧地区に出店している。高田店のオープンで、東西3~5km圏に店舗が並んだ。いずれも距離が近いので商圏はかぶるが、商品のやりくりや応援人員の要請もたやすくできるメリットも。
高田店の北300mには、5年前にオープンしたイズミヤのスーパーセンター広陵店がある。こんな、強力な競合店があるのに、あえて出店した小兵のスーパーおくやま。「相手は大学生、それに比べるとこちらは小学生です。でも、商売する限りは『勝ちに行く』覚悟で、やらせてもらいます」(中條真樹店長)。イズミヤにとっては誠に困った“小学生の出現”だ。
どこのスーパー団体に所属する事もなく、本店がある新町店(田原本町)で本部機能を兼ねる。これまで、地元では評判を呼んでいたが、数字等が明らかになることはなかった。大型店の進出に苦しむ中小生き残りのモデルケースとして、大手にはない小回りを利かした経営の見本として、「スーパーおくやま」見学を“夏休みの宿題”としてはどうだろうか?
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