東京・大森のダイシン百貨店。半径500mを商圏に設定した「小商圏高占拠率」戦略で、ボトル1本から絨毯まで20万点を揃え、地域のあらゆるニーズに応える。最近では、地域活性化に注力。夏祭りなどのイベントを通じて地域コミュニティの結節点の役割を果たし、売場面積3,300坪で年商66億円と高い支持を集めている。
まだまだ猛暑だった8月24日(土)・25日(日)。ダイシン百貨店(東京都大田区山王3-6-3)の屋上は山王夏祭で賑わっていた。会場はにじますつかみ取り、ポニー乗馬、新幹線、ゴーカート、パドルボートなどのアトラクション、射的、ヨーヨーつりなどのゲーム、やきそば、たこやき、からあげ、ポップコーンの屋台などがあって、まるで縁日のよう。特設ステージではデキシーランドジャス、大道芸などの演目が次々披露され飽きさせない。特別公演として島根県の石見神楽、山形県のおきたま「愛」の武将隊のステージもあって、かなり本格的だ。
親と子、孫と祖父母など家族連れが多く、「普段、顔を見ていても話す機会がなかったが、ここを機に仲良くなった」という交流の場になっている。
今回は第6回目。最初は参加者4,000人だったが、年々、盛大になって、昨年、店舗を建替えグランドオープンしてから2万人にも膨れ上がった。小学校低学年以下を想定していて「ダイシンはシニアの店と見られているが、子供もマーケットと捉えている。実施にコストはかかるが、地元への還元と考えている」(西山敷社長)という。
同社は半径500mの小商圏を徹底的に深耕する戦略を取っていて、「住んで良かった街づくり」が経営理念。そのため、夏祭だけでなく、オペラ、クリスマスパーティ、ダンスパーティなど様々なイベントを企画、地域のコミュニティの場を提供している。循環バスも4路線走らせている。このバスは会員数約13万人もあるポイントカード会員が無料で乗車できるもので、地域の足としても貢献している。
「大森のインフラといえば、電気・水道・ガス・ダイシン」を目指す同社の面目躍如といったところだ。
セブン-イレブン。カフェの導入で調理パンが売れるようになった意味
フードセンター富田屋 業務提携先オークワのノウハウで生き残り図る
イオン・ダイエー 総力祭実施し、統合のメリットをアピール
日本SM協 10月3~4日に、消費税引き上げ対応などセミナーを開催
ベルギービールウィークエンド 過去最大規模の11日間
西友 おいしさ総選挙キャンペーン実施
大黒天物産 マルミヤストア ドミー
本誌連載の小澤信夫氏が来年1月から
百貨店系SMとしてディスカウントとは対極の展開を目指す
三越伊勢丹フードサービス 代表取締役社長執行役員 内田 貴之 氏
お造りと近海丸ものを強化カテゴリーに
東急ストア 営業統括本部生鮮食品部長兼水産担当部長 岡田 智久 氏
東急ストア 営業統括本部デリカ食品部長 大堀 友二 氏
柳屋本店「ざくっとサラダトッピン具」
具を混ぜていつものサラダがさらに美味 フードジャーナリスト 旭 利彦
提案・発見のある楽しさを追求し、ワインを効果的に各売場に陳列
ライフ中原井田店
上旬好調も下旬の天候不順で全体的には低調に推移
食料品では農産・畜産・水産ともに好調
1人の顧客が持つ3つの需要に対応
素材と惣菜のMDは統一感が不可欠
サントリー食品 きたる10月から特保認証緑茶に参入
家庭用・冷食のカテゴリー売れ筋強化策(2)
アクリフーズ、チーズ等の乳原料活かした調理メニュー
売れ筋グラタンにも個食タイプ(1個入り)を新発売
4000の成功と8000の失敗
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.