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No.757-2013/09/23

スーパーマーケットの統合新協会の初代会長に横山清氏が就任を内定

No.757号

  新日本スーパーマーケット協会と日本スーパーマーケット協会は9月13日、来年4月1日での統合と初代会長に横山清新日本スーパーマーケット協会会長が就き、会長p代行に川野幸夫日本スーパーマーケット協会会長が就く人事を内定した。新協会の名称は「日本スーパーマーケット協会」。単純合算で総年商15兆円強のスーパーマーケット業界最大の業界団体になる。


総年商15兆円の業界団体に


  新日本スーパーマーケット協会(横山清会長)と日本スーパーマーケット協会(川野幸夫会長)は9月13日、第1回統合推進協議会を開き、来年4月1日付けで「日本スーパーマーケット協会」としてスタートすること、横山清会長・川野幸夫会長代行とするトップ人事を内定した。


  新日本SM協は、昭和33年3月、セルフサービスの普及に併せ、150社が参集して結成された日本セルフ・サービス協会が前身。平成21年8月には、CGCグループを母体とする全国スーパーマーケット協会と統合し、現在に至っている。一方、日本SM協は1999年7月、清水信次ライフコーポレーション代表取締役会長兼CEOの提唱で結成され、政策研究・提案などを中心に活動している。


  今回の統合は「セル協と全国SM協が統合したころから、さらに統合して産業界の中にスーパーマーケットの戸籍を確立して、発言がきちっと伝わる組織にしたいと、川野会長と話していた」(横山会長)、「4年前から、両協会が一本化して、SM業界の社会的地位の向上と、会員企業が互いに啓発し切磋琢磨し合う仲間でありたい」(川野会長)と、話し合いを続ける中、今回の内定に漕ぎ着けたもの。


  現在の協会規模は新日本SM協が正会員360社、5,963店、賛助会員753社、総年商約7兆3,730億円、SM協が正会員99社、賛助会員483社、総年商約8兆341億円。新協会は単純合算で正会員459社、総年商約15兆4,071億円になる。


  SM業界は少子高齢化によるパイの縮小に加え、コンビニ、ドラッグストアなど異業種からの侵食、それによる企業再編が進みつつあって、企業数が減ってきており、業界団体としても再編が迫られていた。今回の一本化で業界としての発言力が増し、SM企業の経営力が向上することは、業界発展にとって大いに意義のあることと期待される。


今週の目次




今週の業界トピックス

日本スーパーマーケット協会・新スーパーマーケット協会
 消費増税、「本体価格表示をベース」で共同歩調
マルエツ
 中国江蘇省無錫市に中国第1号店をオープン
富士シティオ
 惣菜強化型SM「Deli°f」をアトレヴィ大塚に出店
トーホー
 食品スーパーが苦戦し、上期は営業赤字に
サミット
 電子マネー「楽天Edy」「iD」導入


今週の開店情報


SJトップインタビュー

原信ナルスとフレッセイ統合し
10月にアクシアル リテイリングがスタート
 原信ナルスホールディングス社長 原 和彦 氏
 フレッセイホールディングス社長 植木 威行 氏


非縁社会のぬくもり・50 小澤信夫

諸外国から賞賛される日本の秀逸な
 ホスピタリティ(Hospitality=おもてなし)について


SJ新店レポート

ヨーカ堂初、セブンプレミアムコーナー設置、関連品購入を促す
 イトーヨーカドー食品館王子店
元気スーパー「おくやま」の独自経営術イズミヤのSuCに挑む
 スーパーおくやま高田店
マルエツプチ初の2フロア構成単身世帯をメインターゲットにすえる
 マルエツ プチ 駒込中里一丁目店


マルコメ「糀」を積極展開 ヱスビー食品とも協業推進

昨年度、糀製品売上げ20億円を突破


秋冬のアイス新商品 明治がアイテムを充実

アイス市場のさらなる需要喚起図る


企業動向 AGF・味の素ゼネラルフーヅ社

横山新社長体制がスタート、秋冬向けに新機軸商品発売


今週の大店立地法公示速報


交差点

うまいもん甲子園



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