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No.761-2013/10/21

スリーエフ、スーパーコラボのクリスマスケーキ発表

No.761号

  首都圏で600店近くを展開するリージョナルコンビニだからこそ、実現できるマーチャンダイジングに取り組むスリーエフ。そうしたスリーエフらしさが最も伺えるのが、一流パティシエとコラボしたスイーツシリーズだ。辻口博啓氏とのコラボは長年になるが、今回はタレントの天野ひろゆき氏と3名のパティシエのスーパーコラボで3つのクリスマスケーキを製作、予約を開始した。


コンビニMDのパイオニア


  コンビニも5万店を越え、コンビニ同士の競争も熾烈を極め始めていて、差別化がさらに求められる時代に入りつつある。


  首都圏の1都3県で店舗展開するスリーエフは首都圏のみで展開するというコンパクト性から、コンビニ業界ではパイオニア的な役割を果たすことが多い。今のコンビニで当たり前になりつつある、生鮮の取扱いは最も早くキューズマートとして展開した。コンビニ各社が手がけ始め、今最も話題を集めている淹れたてコーヒーも「グーツ」として展開し、そのマーケットを切り開いた。そして、チルドスイーツもオンブラージュのブランド名でいち早くコーナー展開、今やコンビニでも定番のカテゴリーになっている。


  そのスイーツでは、2007年7月から有名パティシエの辻口博啓氏監修でロールケーキを発売した。これは3月に発生した能登半島地震からの復興を願って、同郷である辻口氏とスリーエフ中居勝利社長が共同で取り組んだのがきっかけ。以来、今回のスーパーコラボスイーツまで、ほぼ毎年、辻口氏とのコラボは続いている。有名パティシエとのコラボは、監修した商品の品質がきちんと管理されないと信用に傷が付くだけに、実際には実現するのが難しく、スリーエフがその先駆けになったと言われている。


  今回のコラボは有名パティシエ3名とタレント天野ひろゆき氏とのコラボ。天野氏はお笑いだけでなく、NHKの料理番組に出るなど料理にも詳しい料理タレントとしても有名。


  今回のコラボスイーツは天野氏のアイデアを3名のパティシエが商品化に生かしたものだが、生クリームの使用、四国産の和栗、高知産の希少卵「土佐ジロー」など入手困難な材料を使った、「スリーエフならではの規模を生かした」スイーツだ。クリスマスケーキ用に予約販売するが、個食タイプのコラボスイーツも10月25日から店頭で発売する。


今週の目次




今週の業界トピックス

ダイエー 中食拡大、GMS改革、トップバリュへの統合など推進
セブン&アイHD 各業態で企業間格差が顕著に、特にSMで激しくなる
イズミヤ CVSとSMを融合した新店をファミリーマートとの協業で開発
イオン おせちの予約開始、シニア向けの高付加価値商品に厚み
明治 「明治チョコアイス」サンプリングイベント実施
ライフコーポレーション 大阪本社を移転、研修センター、店舗も併設


今週の開店情報


SJ中間決算レポート(GMS篇)

電気料金の値上げあるも、販管費率は7社が改善
 増収増益はイオンリテールやイズミなど4社に


SJ新店・改装店レポート

競合ひしめく中、MDの差別化で優位に立つ東大和店のノウハウも一部導入
 ヤオコー八千代大和田店
レンジアップ商品など即食の品揃え充実、サラダ系の集合販売も行う
 コープ武蔵藤沢店


売り方提案を強調 国分 地酒蔵元会展示唎酒会開催

地酒の魅力発信で蔵元会好調に推移
商品力+企画・仕掛けの演出が好結果


激動の流通革命変遷史・1 小澤信夫

流通革命とアメリカのスーパーマーケット小史


企業動向

昭和産業鹿島工場、阪神の被災経験活かし現在フル操業


食品マーケティング

チルド麺、冷から温へ麺・スープの味の戦い強まる
東洋水産、北の味わい‘ガラだし’など新商品でインパクト
 *正麺は味噌味リニューアルでさらに訴求


今週の大店立地法公示速報


交差点

すでに走り出している外税方式



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