首都圏で600店近くを展開するリージョナルコンビニだからこそ、実現できるマーチャンダイジングに取り組むスリーエフ。そうしたスリーエフらしさが最も伺えるのが、一流パティシエとコラボしたスイーツシリーズだ。辻口博啓氏とのコラボは長年になるが、今回はタレントの天野ひろゆき氏と3名のパティシエのスーパーコラボで3つのクリスマスケーキを製作、予約を開始した。
コンビニも5万店を越え、コンビニ同士の競争も熾烈を極め始めていて、差別化がさらに求められる時代に入りつつある。
首都圏の1都3県で店舗展開するスリーエフは首都圏のみで展開するというコンパクト性から、コンビニ業界ではパイオニア的な役割を果たすことが多い。今のコンビニで当たり前になりつつある、生鮮の取扱いは最も早くキューズマートとして展開した。コンビニ各社が手がけ始め、今最も話題を集めている淹れたてコーヒーも「グーツ」として展開し、そのマーケットを切り開いた。そして、チルドスイーツもオンブラージュのブランド名でいち早くコーナー展開、今やコンビニでも定番のカテゴリーになっている。
そのスイーツでは、2007年7月から有名パティシエの辻口博啓氏監修でロールケーキを発売した。これは3月に発生した能登半島地震からの復興を願って、同郷である辻口氏とスリーエフ中居勝利社長が共同で取り組んだのがきっかけ。以来、今回のスーパーコラボスイーツまで、ほぼ毎年、辻口氏とのコラボは続いている。有名パティシエとのコラボは、監修した商品の品質がきちんと管理されないと信用に傷が付くだけに、実際には実現するのが難しく、スリーエフがその先駆けになったと言われている。
今回のコラボは有名パティシエ3名とタレント天野ひろゆき氏とのコラボ。天野氏はお笑いだけでなく、NHKの料理番組に出るなど料理にも詳しい料理タレントとしても有名。
今回のコラボスイーツは天野氏のアイデアを3名のパティシエが商品化に生かしたものだが、生クリームの使用、四国産の和栗、高知産の希少卵「土佐ジロー」など入手困難な材料を使った、「スリーエフならではの規模を生かした」スイーツだ。クリスマスケーキ用に予約販売するが、個食タイプのコラボスイーツも10月25日から店頭で発売する。
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