ベイシアが10月31日(木)に千葉県印西市にオープンした「ベイシアスーパーセンター千葉ニュータウン店」では、惣菜売場の中で熱々のおでんやカレーライスをセルフ形式で提供するコーナーを常設した。その隣の島では店内で焼き上げたピザもセルフで販売している。安さを前面に打ち出しているベイシアの店舗らしく、マルゲリータやシーフードミックスなど6種類揃えられたピザは1ピース98円均一で提供。10種類のおでんは1個70円、専用容器に自由に盛り付けられるカレーライスは1パック198円。圧倒的な安さを売りにして来店客の注目を集めている。
ベイシアは昨年3月から1パック198円のカレーライスをセルフで販売開始。新店や改装店では導入店を増やしてきており、現在は約50店で実施している。同社のカレーライスバイキングは大型炊飯器の中に入れられたご飯と、カレーの入ったスープ鍋を1台ずつ売場に常設し、プラスチック製のカレーライス専用容器(ライスとカレーとの間に仕切りはない)に客が自分の好きな量を盛り付ける仕組み。
ベイシアと同様、カレーバイキングを行っているところは意外と多い。フレッセイが展開するクラシーズ業態では小パック(250g)198円、大パック(350g)298円で毎日19時まで実施。オオゼキ菊川店では惣菜コンセがグルメカレーとして今春からキーマカレーとバターチキンカレーの2種類を各350円で提供。ユーコープの湘南辻堂駅前店ではカレーとハヤシの2種類を揃えて298円でランチ限定販売する。エコスの数店でも数年前からカレーや味噌汁のセルフ販売を実施しており、スーパーでは特に珍しい訳ではないが、ベイシアの198円という価格には驚かされる。
ベイシアはカレーライスバイキング以外の取り組みも進めている。今年3月から6種類のピザをデリカ売場の中で展開開始し、現在、1ピース98円の売価をつけて、数店で販売している。今年9月にオープンした真岡店では1個70円のおでんバイキングも開始し、10月末にオープンした千葉ニュータウン店にも実験導入している。
ベイシアのカレーライスバイキングには、お得感があり多くの主婦が利用していく。カレーは通常の家庭で作られる甘口の味で、大き目にカットされたジャガイモや人参、牛肉が入っている。すぐ近くに香りや辛みのスパイスを置き、客が自由に振り掛けて味を調整できる。ついつい多めに盛り付けてしまった人は、最後に蓋をするとカレーが容器からはみ出してしまい、汚らしくなってしまうことが難点。「ステーキガスト」や「カウボーイ家族」「けん」といった食べ放題の外食チェーンでもカレーライスのバイキングは定番メニューとして採用しており、客に支持されている。
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