今年10月で創業50周年を迎えたサミットは、今後の日本を支える子供たちを対象に、スーパーマーケットの仕組みを理解してもらうための“学びの場”として「スーパーマーケット・ミュージアム」を、都内世田谷区で営業してきた野沢店閉店後の建物を利用して開設した。期間限定の施設とし、11月20日(水)~来年1月26日(日)まで元日を除いて期間中は無休で開館。入場料は無料。同館を開設したサミット田尻一社長は「2年ぐらいかけて練ってきた企画。スーパーマーケットとは何か。楽しい雰囲気で学んでもらえたら…」と語る。
創業50周年を迎えたサミットは社内的な御祝いとして10月15日に、ほぼ全店(テラスモール湘南店は営業)休業して、さいたまスーパーアリーナで式典を実施し約8,000人の従業員が出席した。社外向けの50周年企画としては、ホテルで取引先を集めたパーティは行わず、同社1号店の「サミットストア野沢店」(1963年10月24日に営業開始)の増床建て替えに合わせて、旧野沢店をスーパーマーケット・ミュージアムの学習館に変更して、50mほど先に移動した新店の「サミットストア野沢龍雲寺店」(11月20日オープン)を体験館とした。
スーパーマーケット・ミュージアムは、オール日本スーパーマーケット協会の会員企業であるサミット主催で、世田谷区教育委員会と目黒区教育委員会の後援を受けており、地元小学生を中心にして親子連れで誰もが自由に見学できる。さらに、最大20人の小学生のグループを対象にして1日に3回、学習館と体験館で実際にスーパーマーケットの仕組みを体感しながら学べる「ひみつ発見ツアー」も実施する。
同館はスーパーマーケットの不思議を見て・触れて・感じて・知ることのできる体感型のミュージアム。学習館では彩り鮮やかな多数の展示コーナーを見学しながら楽しくスーパーマーケットのことが学べる場としている。学習館地上1階には約2ヵ月かけて専門家が造ったスーパーマーケットの精巧な売場模型を展示。その近くの壁には様々な商品パッケージを貼り付け、天井からは買い物カゴを吊り下げている。隣は「全て“命”でできている」コーナーや「四季と食材」コーナーなど。地下1階には省エネ・資源回収の問題、商品が売場に届くまでなど。ビジュアルを駆使してボタン式のクイズも交えて展示している。
スーパーマーケット・ミュージアム学習館の開設で「億近いお金がかかり、社外向けの50周年パーティを実施した方が安上がりで済んだ」と田尻社長。同館は過去のスーパーマーケットの歴史を振り返るのではなく、今のスーパーについて知ってもらい、子供たちへの未来に向けたメッセージとして趣向を凝らした。20日のオープン前に5件の団体予約が既に入っており、来年1月26日までどのくらい賑わうのか、サミット側でも全く予測できないと言う。(問い合わせはサミット営業企画部TEL: 03‐3318‐5090)。
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