さえきセルバホールディングスの事業会社フーズマーケットホック(本社島根県、南脇政文社長)が3月19日、増床リニューアルオープンした「旬彩館ホック安倍店」(鳥取県米子市彦名町24)は、カラフル菓子をはじめ、ドライフルーツ、豆などの詰め放題販売、おつまみ缶詰、世界のビールなどの拡大コーナー、軽食サービスを重視したイートインなど新基軸のMD、サービスを集大成したSMとして注目を集めている。
「キラリと光る個性的な店づくり」(佐伯行彦さえきセルバホールディングス社長)を標榜し、個性的なスーパーマーケットづくりを進めているさえきセルバグループ。その中にあって、島根と鳥取で店舗展開するフーズマーケットホックは積極果敢に新しいマーチャンダイジング・サービスにチャレンジしている。
先ごろ、増床リニューアルした旬彩館ホック安倍店では、様々なバルク詰め放題販売にチェレンジしている。関東ではさえきが最初に導入したドライフルーツはもちろん、キャンディーなどのカラフル菓子、北海道産の豆、さらにオリーブピクルスを10種類ほど量り売りする試みも行っている。オリーブ漬けをボウルに入れて陳列、お客が好みのピクルスを自分でカップに詰めて計量する。入荷して8日間の販売期間。1日当り2,000円ほどだが徐々に増えているという。
また、世界のビールは8尺ほどのリーチインケース、こだわりの冷食は22尺ほどのリーチインケースで共に大々的に展開。今話題の缶詰も缶詰バーとして、酒売場の隣でおつまみ缶詰を集めて展開している。
イートインコーナーも店舗外も含めて50席のスペースで、「安倍食堂」のネーミングで軽食コーナーとして位置づけている。コーナーの隣にはデリカ売場を配置。生パスタ、焼そば、できたてホットサンド、自家製プリン、フルーツパンケーキなど軽食にぴったりのメニューを用意。コーヒー、スープなどとセットで注文すれば割引サービスもある。
同店は元々、高齢者の利用が多かった店だが今回のリニューアルで若い客層が増え、前年比120%と大きく伸びている。あまり業界では見ないような試みに溢れる店舗だ。
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