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No.796-2014/07/14

工夫した演出で購買を誘引する店を目指すライフ

No.796号

  ライフコーポレーションが展開する都市型店舗では、売場の演出方法を工夫し、客の購買意欲を促進する取り組みを強化し始めている。7月9日にオープンした「ライフ錦糸町駅前店」では、ガラス張りのナチュラルチーズカットコーナーを売場に設けて対面形式でチーズを試食販売する「チーズハウス」を初導入、お薦めのワインコーナーも併設する。一方、青果売場にはオープン形式の果物のカット場を設け、その前の冷ケースでカットフルーツを陳列するコーナーも同社初登場させた。同店ではこの他にも鮮魚やインストアベーカリーなどで調理作業している光景が売場から見えるようにしている。


対面販売を強化したSM


  実演販売などで買物が楽しめる売場づくりを進めているのがライフコーポレーション。今年3月15日に改装オープンした東京都練馬区の「ライフ平和台店」では、惣菜とインストアベーカリーの売場中央に対面厨房を設置すると同時にデリカ売場を以前の2倍に拡大し、中食の強化を図った。


  次いで6月28日に改装オープンした東京都荒川区の「ライフ南千住店」では惣菜売場に均一価格で量り売りする「ビュッフェコーナー」を新設し、「選ぶ楽しさ、その場で食べる楽しさ」をテーマに新しい食シーンを提案した。改装した平和台店で初導入し、南千住店にも新設した直営インストアベーカリー「小麦の郷」内の電気ピザ釜で焼いたナポリタイプのピザを提供開始したが、7月9日オープンの「ライフ錦糸町駅前店」にも配置。手作りサンドイッチやベーグル、ライブレッドと同様、ピザは好調な売上を維持している。


  「ライフ錦糸町駅前店」では、「小麦の郷」の隣に「チーズハウス」を同社初導入した。ガラス張りのナチュラルチーズのカット場を常設し、ライフの女性トレーナーが2名常駐して、対面で試食販売も実施。お薦めワインコーナーも併設して、チーズと合うワインも提案する。また、青果売場にはカットフルーツコーナーを同社初登場させ、シースルーで果実のカット作業場を常設する。


  今年2月16日に閉鎖した「クイーンズ伊勢丹錦糸町店」跡に居抜き出店したのが今回の「ライフ錦糸町駅前店」。かつては「そごう錦糸町店」だったが、その後、三井不動産が管理・運営する駅前複合商業施設「アルカキット錦糸町」となり、ライフは地下1階で営業開始。以前のクイーンズ伊勢丹の客も取り込みながら、上質品から安い商品まで価格幅を広げて、様々な客層をターゲットとする。付近には単身者や2人世帯が多く、中食・簡便、少量商品を強化。来年の出店が計画されている首都圏の旗艦店となる「ライフ押上店」(京成電鉄本社跡地の東京スカイツリー近くの商業ビル内)への布石となる実験的な取り組みを進めている。


今週の目次




今週の業界トピックス

イオン グループ1,700店で売れ筋100品目値下げ
丸久 山口県でSM10店展開する中央フードを子会社化
日本調理師協会 鮮魚技術専門校の第36期生を募集


新 激戦地 ストアシーイングMAP 2

平野西・喜連瓜破周辺 大阪府|大阪市平野区


SJ決算レポート(生協篇②)

コープネット事業連合、6生協の総供給高4,824億円に
 首都圏に3生協統合しコープみらい誕生


SJ新店・改装店レポート

外食を取り込み、多彩なバルク販売。新MDを積極展開する650坪SM
 旬彩館 ホック安倍店
GMSから高質SMに転換して差別化。初めて直営ドラッグコーナーを導入
 ピアゴ ラ フーズコア アラタマ店
レジ付近にデリカやパン、飲料を集めて駅前店の利便性を追求
 そうてつローゼン いずみ野駅前店


プロバイオティクスヨーグルト 明治 生産能力を増強

ブランドの拡張めざしR-1新商品


本格焼酎・清酒・チューハイ オエノングループ夏の新商品

本格焼酎「博多の華 匠の白と黒」2品
 「大吟醸 鳳雪」大雪乃蔵の金賞受賞酒


ハマさんのコーヒーブレーク・117 コラムニスト 浜本經道

セクハラやじの後始末


食品マーケティング

*家庭用冷食、下期新商品の動向=メーカー編=
 新商品14品、本格味の追求
*大型SMのギフトは通常売場への連動に期待 


今週の大店立地法公示速報


交差点

展示会シーズンが到来



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