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No.797-2014/07/21

全国各地からの「お取り寄せ」コーナーが人気の三浦屋(改装した三浦屋国立店)

No.797号

  東京の中央線沿線で9店舗を展開する三浦屋は全国各地から話題の商品を取り寄せてコーナーを作っている。国立店では床尺6尺のゴンドラを同コーナーに当て名物コーナーになっている。お客の声や雑誌などで話題になっている商品をいち早く取り寄せる。定番に昇格する商品も多いという。


地方を感じさせる都心SM


  三浦屋の「お取り寄せ」コーナーは首都圏で9店舗というコンパクトな店舗数を生かしたマーチャンダイジングだ。「通販でも入手困難な」調達の難しい希少価値の高い商品を集めているところでオリジナリティを発揮している。お客の要望や、雑誌、本などの情報にアンテナを張って、これはと思う商品はいち早く取り入れるように努力しているという。


  今では、石垣島・辺銀(ペンギン)食堂のにんにく油、石垣島のラー油、ほぐし鮭、五代の梅胡麻、天の橋立オイルサーディンなどが売れ筋。最近では八王子・一丁庵のだし醤油が人気で定番にも入ってきている。


  取引先への注文はFAX、物流は宅配便というケースが多い。メーカーも地方の中小企業が多く、大量生産する商品でないだけに三浦屋のような規模の方が互いに取引がし易いというメリットもあって、このコーナーは全店で展開し、長続きしている。無名な商品が多いだけに店としても放っておいて売れるわけもなく、チラシの広告に入れたり、コトPOPをこまめに書いたりして、売れるように育てている。


  また、これとは別に地方の名産品を集めた地方フェアを年間10回ほど行ったり、菓子で諸国銘菓コーナーを常設したりしていて、地方を意識したマーチャンダイジングが目立つ。「他店にない珍しいものが豊富にある」「地方の名産品フェアが良い」といったお客の声もあって、地方が同社MDの大きなキーワードになっているようだ。


  農産物、水産物、畜産物など食の源はほとんどが地方にある。だから、食の源流をたどれば地方に行き着くのは当然といえば当然だが、NBとなると産地色が消えて食材の持つゴツゴツ感がなくなる。三浦屋は都会にあって地方を感じさせるユニークな店舗だ。


今週の目次




流通羅針盤

成長を持続させる人を優先、外部に広く人材を求める


今週の業界トピックス

日本SM協 軽減税率の導入に反対、低所得者対策は給付措置で
新日本SM協 消費者購買指数をリサーチ会社、大学と共同で9月から
日本アクセス さいたま新都心会場で秋季展示商談会を開催
味の素 恒例の「2014年新製品展示会」を開催
雪印メグミルク 新タイプの牛乳「雪ミルク」発売


今週の開店情報


新 激戦地 ストアシーイングMAP 3

錦糸町地区 東京都|墨田区・江東区


商品政策

全部門で適量目徹底しプラス1品が売れるように
 ライフコーポレーション 首都圏生鮮・食品本部長 平子 庄博 氏


SJ新店・改装店レポート

アクセントを付けた生鮮強化の改装で客数・売上を伸ばす高級SM
 三浦屋国立店
大阪府中心にミニSM展開で急成長続けるカノーの最新260坪SM
 食品館アプロ新森店


<こだわり>普及15年 五味商店社長 寺谷健治氏に聞く

ABCの「C」だからこそ価値ある逸品
地産外商の今こそ「スーパーの出番」


焼酎の現状と課題 国分酒類統括部 加藤 治氏に聞く

焼酎単連ともに上期累計で前年割れ
単式は逆転維持も銘柄の強弱が明確


激動の流通革命変遷史・19 小澤信夫

大衆消費社会実現のために、流通革命は今から始まる
 日本の小売業・スーパーマーケットの発展の歴史


食品マーケティング

三菱食品ダイヤモンドフェア’14開催<7月>
テーマ別・ゾーン(1~3)、店舗で実行できる施策を提案
惣菜へ、鮮魚売場へ実行できる革新を


企業動向

日本製粉、新商品はドライ18品、冷食20品投入


今週の大店立地法公示速報


交差点

4年に一度のお祭り



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