首都圏を中心に店舗展開するOlympicグループはディスカウントから一歩踏み出し、専門性と快適性を追求した売場を目指し、新規顧客の開拓と既存客とのコミュニケーションの向上を進めている。総店舗数94店のうちSM15店、大型のハイパーマーケット28店展開する同社。7月17日、千葉県松戸市に出店した「Olympic馬橋店」は1階が食品、2階が非食品のディスカウントフロアとなっている。食品売場では港北ニュータウン店から直送の自家焙煎コーヒー豆のコーナーを常設する他、ワインの「オリンピックセラーコレクション」を展開。4階の従業員休憩室も快適性を追及し、自家焙煎セルフコーヒーマシンを置き、100円で提供。人材確保が逼迫している中、職場環境の改善にも取り組む。
競争力を向上させるため専門性を追及した取り組みを押し進めているのがOlympicグループだ。中核事業の一つのフード部門では、港北ニュータウン店で昨年11月と今年4月、5月の3回の改装時に新たな取り組みをスタートさせた。昨年11月にはワイン専門店「オリンピックセラー」を導入し、ソムリエやワインアドバイザーを常駐させて、ワインに関する相談に応じ、定期的にワインセミナーも開催する。結果、港北ニュータウン店における酒売場内のワインの売上構成比は13~14%と通常の店より5ポイント高くなっている。
港北ニュータウン店ではワインの他に、店内に焙煎機を設置して自家焙煎コーヒー豆の量り売りやハンドドリップによる本格コーヒーを提供するコーヒー専門店「グレインコーヒーロースター」を今年5月に初出店している。さらに、全く新しいカフェタイプのフードコート「ピッコリー」も今年4月に新導入した(従来のピッコリーはハイパーマーケット内に20数店展開している)。
港北ニュータウンで実施している新たな取り組みは、他の既存店にも順次、水平転換して導入していく計画だ。7月に新規オープンした馬橋店でも同様の全く新しい機能を取り入れている。港北ニュータウン店から直送の自家焙煎コーヒー豆のコーナーを設置する他、カフェタイプのピッコリー、ワインを充実した「オリンピックセラーコレクション」を売場内で展開する。
同社は本部主導で気候や歳時記に合わせて1年の52週MDで変化させ、提案と変化に富んだ売場へと進化したフード部門の店づくりを進めている。独自の店舗スタイルで展開するOlympicグループの年商は1,000億円超。ハイパー部門ではペットや靴、サイクルなどの専門店の展開にも力を入れ、フード部門と同様に専門的な技術や専門知識を持った人材育成にも取り組んでいる。パートを含め人材確保が徐々に厳しくなっている中、職場環境の改善も推進している。新店や既存店では休憩室や会議室、ロッカールームのリフレッシュを進めている。
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