野菜の高騰が続く。レタスやキャベツなどが1玉200円以上で販売され、キュウリも3月の大雪の影響でビニールハウスが倒壊して今も修理できていない産地が多く、1本50~100円という高値だ。そうなると人気が出るのが、価格の優等生「もやし」。カット野菜のニーズも増えている。
今年8月から続いている野菜の高値が収束しそうにない。台風と長雨の影響で葉物などの主力野菜が軒並み高騰。夏場を過ぎて、これからハウス栽培へと移るキュウリも今年3月の大雪の影響でビニールハウスが倒壊し、その後も修理できていない産地が残っているため、1本50~100円に。家計を圧迫している。
9月18日、東京都青梅市にオープンした「ベイシアスーパーセンター青梅インター店」では、18日と19日の2日間、レタスやキャベツ1玉、大根1本など野菜よりどり5点で税込380円、1点は税込98円で販売した。レタスは補充しても直ぐに欠品、客が剥いた外側の葉ばかりの売場となった。
野菜の高騰に伴い、農産物直売所の人気にも拍車がかかっている。全国各地の直売所に客が詰めかけ、人気のある所では土日午後には品薄となる。各スーパーの地場野菜コーナーにも客が集中し、あっという間に商品がなくなってしまう店も続出。9月11日にリニューアルオープンした群馬県高崎市の「コープ寺尾店」も青果売場内に常設された地元野菜コーナーでは、商品を入荷しても直ぐに欠品となる状況が続いている。
野菜の高値が続くと、価格の優等生といえる「もやし」人気が高まる。1袋10~30円台で売られ、中には9円で毎日販売しているスーパーもある。野菜缶詰や冷凍野菜、カット野菜などが人気を集めるのは、野菜高騰時の毎度の出来事。ただ、今回は今年3月の大雪でビニールハウスが倒壊したのが、そのままになっている産地も多いため、今後寒くなってハウス野菜へと移るが、ハウスものの品薄状態が予想され、野菜の相場が下がらない状況が続きそうだ。
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