カスミとファミリーマートによるSMとコンビニの一体型店の1号店が11月1日(土)、埼玉県川口市上青木に開店した。コンビニを敵対視するのではなく、コンビニと協業してドミナントを強固にしようとするSMの動きが活発化し始めている。
「コンビニの出店基準では出せないような立地でも成り立つ小商圏フォーマットが出来ないかと上田準二社長(現会長)の時代から話していた」と、一体型店誕生の経緯をカスミ小濱裕正会長が明かしている。店舗は、売場面積約87坪。通常のコンビニの2倍強の規模。扱いアイテム数は5,200。生鮮3品、惣菜、日配、冷食、米など約600アイテムはカスミのMDだ。
「SMにとってコンビニが脅威になりつつあるが、カウンター回りのサービスなどはコンビニが優れており、これから自社で構築するには時間がかかる。ならば既存のシステムを活用した方が早い」(小濱会長)。ファミリーマートも全国でエリアごとにSMと連携する戦略を進めており、「餅屋は餅屋。SMの持ち味とコンビニの持ち味を活かして、1+1が2以上になるよう新しい小商圏対応ビジネスにしたい」(ファミリーマート中山勇社長)と両社の思いが合致し、今回実現した。
カスミではこの新業態を首都圏ではなく、北関東の郊外地で成り立つかどうかの実験と位置づけており「赤字でも10店くらい出店する。検証し、いけるとなれば100~300店くらい出していきたい」(小濱会長)と意気込みを示す。
高知県ではサニーマートが子会社スリーエフ中四国を吸収合併して66店をローソンに替え、その後、合弁会社ローソン高知(出資比率サニーマート51%、ローソン49%)を設立、高知県内のローソン67店も合わせて、133店をローソン高知が運営する計画を進めている。一体化した方が効率的という判断だが、セブン‐イレブンの進出計画への対応という面も強い。同じ高知県ではサンシャインチェーン本部が子会社を設立してセブン‐イレブンとFC契約を結び最終的には20店出店する計画だ。
SMとコンビニの融合がにわかに進み出している。
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