11月20日、NTT都市開発がJR目白駅前に誕生させた商業施設「トラッド目白」は16店が営業する。特にクイーンズ伊勢丹は地下1階にライブ感を演出するSMと、地上1階に新業態のベーカリー&カフェバーを出店。新たな試みにチャレンジする。
通常の食品物販を行うSMだけでなく、飲食店機能を付加した複合ショップが首都圏を中心に登場してきている。クイーンズ伊勢丹は今回、カフェバーを展開しているプロントとFC契約を結び、自社のベーカリーショップと組み合わせた「シェフズベーカリー」を初展開した。1号店が「成功すればチェーン化の可能性もありえる」と同社内田貴之社長。
JR東日本の子会社である紀ノ国屋は10月10日から、同じグループの外食企業・JR東日本フードビジネスと提携し、食品物販のSMゾーンと朝と昼はカフェ、夜はワインバーとなる飲食スペースを併せ持った「紀ノ国屋アントレ」と「ヴィノキッチン」の複合店となるアトレヴィ三鷹店を営業開始している。
SMと外食の機能を一体化させる試みは、この他にもヤオコーやイオン、いなげやでも、イートインコーナーを進化させた形で実験的に進められつつある。既にアメリカのSMではイートインスペースで、軽食からディナーまでできるコーナーもあるらしいが、日本のSMの中にも、将来的には中食だけでなく外食の機能までを持たせた展開を目論んでいるところが徐々に増えているようだ。
現在、様々な分野でボーダレス化が進んでいる。コンビニではカラオケや定食屋との複合店が登場しているが、SMも外食企業とのコラボの動きが始まっている。一方で、イートインコーナーを発展させた形の実験も実施されようとしている。最近はコンビニやSMでセルフコーヒーマシンを常設している所が急増し、コーヒーショップの客層の多くを奪ったが、SMはさらにレストランやバーの客層を今後狙っていくのかも知れない。<関連記事は本誌6~9頁の新店レポートに掲載>
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