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No.826-2015/02/23

SMトレードショー開催。過去最高の出展社、8万人強が来場

No.826号

  2月10日~12日、第49回スーパーマーケット・トレードショー2015が開催された。今年は過去最多となる1,580社・団体が出展。2,881小間が会場を所狭しと埋め尽くした。来場者も新日本スーパーマーケット協会が目標とした8万人を大幅に上回り、84,614人が来場。食品のみならず、省エネなどの環境対策やオペレーションの効率化など様々な提案に目を光らせた。


地方創生へのヒントを


  49回目となる今年のトレードショーは祝日を挟み、例年通り3日間で開催。メインテーマは「“創”ニッポン」で、サブテーマには「豊かな地域社会づくりのために」。そのテーマ通り、会場には各県の地域産品や各卸企業ブースでもこだわり商品が多くならび、最近多く耳にする地方創生という言葉が色濃く表れた祭典となった。


  来場者数は1日目が最も多く30,292名(昨年26,610名)、祝日だった2日目が25,621名(同32,236名)、3日目が28,701名(同22,982名)で合計84,614名と新日本スーパーマーケット協会が目標として掲げていた8万人、また昨年の81,828名を大きく超え大盛況となった。


  同時に昨年から開催されている「デリカテッセン・トレードショー2015」ではスーパーマーケットの成長部門である「弁当・惣菜」について専門性を高めるために、別開催で実施され、こちらも同時開催の都道府県別食品メーカーを集めた「第10回こだわり食品フェア2015」も好評だった。


  各企業のブースについて「国分」ブースでは今年はさらに提案型を強めており、メーカーではなく国分自らテーマにあったブース作りを行っていた。特にブース入口では開発商品の缶つま、小鉢デリ、寿司に合うワイン、お好み焼きに合うワインなどを展開し、試食に長蛇の列ができていた。毎年恒例となった五味商店の「こだわり商品コーナー」、イタリアンフーズの「こだわり輸入品コーナー」は今年も健在。緑色に染まるブースには多くの人が詰めかけ、一味違う商品群を手に取っていた。


  第50回目の節目を迎える来年は「オーガニックEXPO」、「こだわり食品フェア」、「デリカテッセン・トレードショー」、「外食FOOD TABLE」と合同開催となり、包括総称が「FOOD TABLE in JAPAN2016」となる。


今週の目次




今週の業界トピックス

ドン・キホーテ 今上期連結、インバウンド効果で増収増益
SM2015年5月期中間決算 大黒天物産/マルミヤストア/ドミー
日本生活協同組合連合会 発売55周年、コープ商品を刷新
日本SC協会 2014年の閉鎖SCは天満屋ハピータウンなど計17件
ヨークベニマル 大高善興社長が会長に、真船幸夫副社長が社長に
ヤオコー 三味の吸収合併でデリカ事業部を新設
たいらや 平典子社長が営業本部長兼務
パナソニック CO2冷凍機システムを本格的に普及促進へ


今週の開店情報


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

北海道バイオインダストリー[北海道謹製 魚が旨い醤油だれ]
 玉ねぎと柚子風味が爽やか醤油だれ  フードジャーナリスト 旭 利彦


SJ新店レポート

売場477坪の都市型小型店で、羽付き餃子パンを限定販売
 ヤオコー志木本町店
開店45年の旧GMSを閉鎖し、駅直結の再開発SCに小ぶりのSMを出店
 平和堂 フレンドマート長浜駅前店
即食・簡便、少量目を強化し、単身世帯と高齢者ニーズに対応
 マルエツ プチ 五反野駅店


素晴らしかったスーパーの祭典 第49回トレードショー盛況

新しい「店舗とMD」が生まれる場所
製配販が集う流通のオリンピックだ


食品マーケティング

三菱食品、デリカ・惣菜へチルド完結型の提案
 *惣菜の家庭内ファストフード推進
三菱食品、福島エリアでの営業戦略を改革
ケイエス冷食
 新商品に売れ筋の強化策「大きな肉だんご」など発売
 *新商品とリニューアルへ


今週の大店立地法公示速報


交差点

ユー、何しに展示会へ



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