お昼のピークを過ぎた時間帯に写した惣菜売場の写真―まだ、お客の入りはいいが、よく見ると商品はほとんど売り切れ状態。作る端から売れるので、こんな場面がずっと続く。広島市郊外に半年前にオープンした「鮮Do!(せんど)エブリイ海田店」。去年開店した店舗の中で最も高い評価を得たトップストアだ。取材するうちに、見えてきたものは…。
2014年10月7日、広島市郊外の安芸郡海田(かいた)町の瀬野川沿いにオープンした。大手自動車部品メーカー・ユーシンの工場跡地に建てられたもので、売場面積は1,213㎡、駐車場は207台備えている。
敷地内はドラッグストアや100円均一ショップも入るモールになっていて、エブリイはその核店舗という位置付けだ。郊外立地で2km圏の人口は2万5,000人ほど。一見、何の変哲もないスーパーのようだが、これで年商目標は26億円。計画通りクリアできる見通しというから、やはり驚きだ。
トータルのアイテム数は7,200SKUと同規模店と比べても少ない。商品がギッシリというわけでもなく、売り切れて欠品しているところもある。写真のように入荷予定時刻を示したり、シケだと境港直送の紅ズワイガニは「本日 水揚げありません」と書いてある。「理由が明確」だから、お客は待ってでも買いたくなるというわけだ。
取材の際にもらった会社案内などのパンフレット。改行なしで細かい字が書き連ねられているが、その中身は濃い。「鮮度を軸に差別化路線を歩む」とある。ここまでは、他社と変わらないが、超鮮度の商品を届ける仕組みが確立していること。トップ自らが人間塾や経営塾を主宰し、有名精神科医・名越康文氏と考案したユニークな「類人猿診断」を通して、生き生きした人材を育て上げている―のがパワーの源だ。
エブリイは昨年9月、外食や宅配事業、農業法人、人材教育事業など8社で食の総合プロデュース企業を目指すエブリイホーミイホールディングス(HD)を設立した。4年後にはグループで1,000億円の売り上げを目指す。「誰も見たことがない日本に類のない企業」(岡﨑雅廣・同HD社長)の実現が楽しみになってきた。(次号に「鮮Do! エブリイ海田店」の新店レポートを掲載)
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