No.835－2015/05/04
上質なチーズやワインを2割揃えたヨーカドー大宮店
さいたま新都心駅前にあるコクーンシティ内に新たな商業施設「コクーン2」が4月24日開業した。隣で31年間営業してきたイトーヨーカドー大宮店を今年3月に閉店し、新SC内1階に新店をオープン。同社が昨年11月に開業したグランツリー武蔵小杉を進化させた取り組みを導入した。
百貨店顧客を狙うSM
4月24日、JRさいたま新都心駅前のコクーンシティ内に新SC「コクーン2」が開業した。地上3階建ての3フロアに計164店が営業開始した。営業面積は約3万5,000㎡、年商200億円を想定する。これに伴い2004年9月から営業してきたコクーンを「コクーン1」と名称変更。同施設は駅からデッキで繋がっており、ライフなど約100店が営業。地上2階建てで、営業面積は約2万3,000㎡。年商予定は150億円。また、同じ敷地内で31年間営業してきたイトーヨーカドー大宮店は今年3月1日に閉店、地下1階・地上3階建ての同建物は今秋、ヨドバシカメラ（営業面積18,000㎡）が居抜き出店する。
移設スクラップ＆ビルドとなった新生「イトーヨーカドー大宮店」。旧店はGMSだったが、新店ではSM＋新業態の肌着の直営ショップ「インナープラス」に専門性の高い住居売場、ドラッグ＆コスメ「7美のガーデン」を展開する。売場の規模は旧店の半分に減ったが、食品売場を強化。昨年11月に同社が開業した「グランツリー武蔵小杉」で試験的に導入した取り組みを進化させた。
新・大宮店ではヨーカ堂初の試みとしてチーズソムリエを配置した対面試食販売のチーズコーナーをワイン売場の隣に常設。200アイテムのナチュラルチーズの他、チーズと相性の良い生パスタやピザ、生ハムも関連陳列。隣接するワイン売場では120万円のロマネコンティや5大シャトーなどギフトにも対応した上質ワイン中心に同社最大の400種類を品揃え。ワインの中心価格帯もヨーカ堂の通常店の2倍となる2,000円を想定する。グランツリー武蔵小杉で試験導入し、大宮店で本格展開したのはスーパーフードコーナーの常設。青果売場では直売所コーナーも充実。デイリー売場ではスムージーコーナーも設置した。
新・大宮店ではヨーカ堂初の試みとしてチーズソムリエを配置した対面試食販売のチーズコーナーをワイン売場の隣に常設。200アイテムのナチュラルチーズの他、チーズと相性の良い生パスタやピザ、生ハムも関連陳列。隣接するワイン売場では120万円のロマネコンティや5大シャトーなどギフトにも対応した上質ワイン中心に同社最大の400種類を品揃え。ワインの中心価格帯もヨーカ堂の通常店の2倍となる2,000円を想定する。グランツリー武蔵小杉で試験導入し、大宮店で本格展開したのはスーパーフードコーナーの常設。青果売場では直売所コーナーも充実。デイリー売場ではスムージーコーナーも設置した。
今週の目次
流通羅針盤
ローカルSMから熱い視線、移動スーパーとくし丸快進撃
今週の業界トピックス
ローソン 佐川急便（SGホールディングス）と業務提携
エース フーズブティック業態でコーヒー無料券サービス開始
サッポロビール トクホ初のノンアルコールビールテイスト飲料今週の開店情報
ＳＪトップインタビュー
惣菜中心プラスレストランへ
いなげや代表取締役社長 成瀬 直人 氏ＳＪ決算レポート（CVS篇）
チェーン全店売上高9.2兆円、全店舗数4.9万店に
サークルKサンクス統合すれば大手3社シェアは94％にもＳＪ新店レポート
駅裏の幹線道路から一歩入った得意立地。関西スーパーとの一騎打ち
阪急オアシス伊丹店
生鮮と惣菜を強化した単独SM、地下にバックヤード置き、低いゴンドラ什器を初導入
スーパーバリュー福生店チェーンストア・コンビニの3月度販売概況
駆け込み特需反動の影響下でも、マルエツ、ヤオコー、東急ストア、いなげや、セブンは既存店プラス
協業プロモーション展開 マルコメとマルハニチロがコラボ
味噌と缶詰で「缶たしメニュー」提案
春の日本酒＆リキュール オエノングループの新商品
北海道・大雪山の東川米の純米酒
関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー
質から量へは行けない。まず量を安定してから商品を良くする
企業動向
チルドコーヒー、最需要期に森乳やサントリーがテコ入れ
食品マーケティング
”話題を追って”青魚に多い脂肪酸（DHA／EPA）
＊サプリメント増加の一途に、見直したい大衆魚の缶詰
人気のパスタ需要、主流となる早茹で乾麺
＊小麦粉はミニペットボトル入りで、適量・スピード利用今週の大店立地法公示速報
交差点
イオンレイクタウン、大改装
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