首都圏でSMをチェーン展開するサミットが東京都の水源地・山梨県丹波山村に自社農場を初めて開設した。現地には新入社員が社員研修として年間5回ほどの農作業を実施し、パートを含む社員もボランティアで年4回ほど植え付けや収穫を行う予定。トウモロコシや枝豆、ジャガイモ、白菜、大根などの野菜を生産する。
サミットは今年4月1日から山梨県丹波山村に初の自社農場を開設し、本格的に農業活動に参入した。同社は2006年から丹波山村の森林整備活動を行ってきたが、今回さらに一歩踏み込んだ形となった。同社は昨年度から丹波山村の耕作放棄地を借りて試験的に農産物の生産を実施していた。今年度からは公益財団法人山梨県農業振興公社と農用地賃貸借契約を締結して農作物の生産を開始した。
「関東で一番小さな村。ピーク時に3,000人の村民がいたが、現在は600人。65歳以上の村民の比率は48%。地方創生として村を活性化するためサミットさんに応援していただいている」と丹波山村の岡部政幸村長。一方、サミット田尻一社長は「社員たちで楽しく耕し、交流を深めたい」と語る。今後はサミットの社員研修の一環として現地で農作業を行う。ボランティアとして社員が年4回程度、植え付けや収穫などを実施し、新入社員は班割して全員参加で、年間5回ほど実施する予定。
サミットの農地は3ヵ所に分けれ、トータルの借地面積は1,164㎡。宿泊もできる付帯設備「丹波の里 クラインガルテン」も利用可能だが、宿泊できる人数が限定されるため、日帰りの研修となる。農地の賃借期間(利用権存続期間)は今年4月1日~2020年2月29日まで。今年は、4~5月がトウモロコシや枝豆、里芋、カボチャ、ジャガイモ、さつまいもを植え付け、夏~秋にかけて収穫。また8~9月には白菜や大根、長ネギ、小松菜を植え付け、11月頃収穫する。
将来的には作付面積を増やし、サミットストアの店頭での販売も計画すると同時に、客の農業体験も開催する。今年7月下旬にはサミットの店頭やチラシで「ママとルンルン夏休みツアー」の募集を行い、約50人の客を日帰りで招待し野菜の収穫体験を行う計画だ。大手小売ではイオンやイトーヨーカ堂、SMではヤマザワも農業に参入している。今後も農業に参入する小売企業が増えてきそうだ。
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