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No.838-2015/06/01

サミット初の自社農場を山梨県丹波山村に開設

No.838号

  首都圏でSMをチェーン展開するサミットが東京都の水源地・山梨県丹波山村に自社農場を初めて開設した。現地には新入社員が社員研修として年間5回ほどの農作業を実施し、パートを含む社員もボランティアで年4回ほど植え付けや収穫を行う予定。トウモロコシや枝豆、ジャガイモ、白菜、大根などの野菜を生産する。


スーパーの農業参入


  サミットは今年4月1日から山梨県丹波山村に初の自社農場を開設し、本格的に農業活動に参入した。同社は2006年から丹波山村の森林整備活動を行ってきたが、今回さらに一歩踏み込んだ形となった。同社は昨年度から丹波山村の耕作放棄地を借りて試験的に農産物の生産を実施していた。今年度からは公益財団法人山梨県農業振興公社と農用地賃貸借契約を締結して農作物の生産を開始した。


  「関東で一番小さな村。ピーク時に3,000人の村民がいたが、現在は600人。65歳以上の村民の比率は48%。地方創生として村を活性化するためサミットさんに応援していただいている」と丹波山村の岡部政幸村長。一方、サミット田尻一社長は「社員たちで楽しく耕し、交流を深めたい」と語る。今後はサミットの社員研修の一環として現地で農作業を行う。ボランティアとして社員が年4回程度、植え付けや収穫などを実施し、新入社員は班割して全員参加で、年間5回ほど実施する予定。


  サミットの農地は3ヵ所に分けれ、トータルの借地面積は1,164㎡。宿泊もできる付帯設備「丹波の里 クラインガルテン」も利用可能だが、宿泊できる人数が限定されるため、日帰りの研修となる。農地の賃借期間(利用権存続期間)は今年4月1日~2020年2月29日まで。今年は、4~5月がトウモロコシや枝豆、里芋、カボチャ、ジャガイモ、さつまいもを植え付け、夏~秋にかけて収穫。また8~9月には白菜や大根、長ネギ、小松菜を植え付け、11月頃収穫する。


  将来的には作付面積を増やし、サミットストアの店頭での販売も計画すると同時に、客の農業体験も開催する。今年7月下旬にはサミットの店頭やチラシで「ママとルンルン夏休みツアー」の募集を行い、約50人の客を日帰りで招待し野菜の収穫体験を行う計画だ。大手小売ではイオンやイトーヨーカ堂、SMではヤマザワも農業に参入している。今後も農業に参入する小売企業が増えてきそうだ。


今週の目次




今週の業界トピックス

ライフコーポレーション 半径1km圏内シェアを高めるため、EDLP、接客など徹底して強化
バロー 今次中期3ヵ年経営計画は生鮮カテゴリーキラー的な店づくりを
バロー&トーホー トーホーストアの株式を取得し、資本・業務提携
マックスバリュ北海道 十勝地方のいちまるのSM事業を全面承継で合意
日生協 コープブランド商品刷新、3年間で4,000品目切り替え
日本チェーンストア協会 消費税の複数税率導入に反対
日本FC協会 理事会・部会の充実、新会員の発掘など今年度の重点方針掲げる
ローソン コンビニカフェ関連でドーナツ専用什器導入店を8,000店に拡大
米国食肉輸出連合会 ビーフとポークのロゴ一新、BBQを軸に売り込む
昭和産業 新お好み焼粉「鶴橋風月」など試食会開く


今週の開店情報


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

高齢化社会、飲食をしくつろげる場として重要になるイートインスペース


SJ新店・改装店レポート

売場にヨーカドーの「顔が見える野菜。」地元・岡山の産品も積極販売
 天満屋ストア鴨方店
中心市街地駅前にベイシア初出店、青果の平台をSMとして実験導入
 ベイシアスーパーマーケット伊勢崎駅前店


チェーンストア・コンビニの4月度販売概況

増税落ち込み反動で全体的に大幅プラス
 SM平均で既存店売上伸び率108.3%


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

味源「カップラーメンが更に旨くなる魔法の粉90g」
食べて納得! ラーメンが“別物”に
 フードジャーナリスト 旭 利彦


<健康に役立つ絵> 実証と創造性を志向する大塚製薬

 主力の飲料・食品着々と生活に浸透
 商品の良さ、地道な訴求が好結果生む


<明治 STEP UP 17> 2017中期経営計画を発表

2020ビジョンに向け成長の加速と収益性向上へ


企業動向

2015年中元商戦が開幕、味の素とAGFが商品戦略を発表(上)


食品マーケティング

<業務用>冷食のB/Yへの売れ筋は
マルハニチロ、水産~和風を中心に多様化


今週の大店立地法公示速報


交差点

今年は「M&A元年」に



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