イオンは6月5日、完全養殖(卵から孵化させた)のクロマグロ「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」を販売開始した。人工ふ化させた稚魚の卵をさらに育てたものが完全養殖のマグロとなる。完全養殖のマグロは国内PB商品では初。
まぐろは日本人の国民食的なものだが、最近では欧米諸国でも食するようになって、海外の需要が拡大している。しかし日本近海のクロマグロ資源が減少しており、2014年絶滅危惧種2類にランクアップされ、2015年から漁獲規制が開始されている。このような経緯から養殖によるクロマグロの供給がクローズアップされている。健康にもいいということで和食がブームになり海外で5万店の日本食レストランが運営されるなど、水産物の需要が年々高まっている。この需要に応えて持続的、安定的に今後50年、100年に渡って、供給をしていくことが世界的命題となっている。
「今回の完全養殖まぐろは2010年に人工的に孵化させた稚魚が大きくなり、卵を産み、この卵を3年掛けて大きくした。自然界に負荷を掛けない形で養殖することが出来た。今後も完全養殖まぐろを安定的、持続的に供給することが出来る」(マルハニチロ米岡潤一郎代表取締役専務)。 生産者であるマルハニチロの協力を得て、イオンは今回PB品「トップバリュ グリーンアイ」としての販売が可能となった。この取組みを通じて日本の食文化である、まぐろが次の世代につながって行くことが大切とイオンでは捉えている。
イオンは急速な天然資源の減少に対応するために、様々な配慮を行っている。持続可能な漁業に対して認証を行う海のエコラベルと呼ばれる「MSC認証」、もう1つは責任ある養殖(海が汚染されない育て方、エサのやり方、逃げ出して生態系に影響を与えない)に与えられる「ASC認証」で、日本ではアトランティックサーモンなどが発売されている。これらをイオンではMSC20品目、ASC5品目品揃えをしており、今回の完全養殖のクロマグロもマグロでは日本初のASC認証取得を目指している。
同マグロの販売期間は2015年は6月5日から約2か月で数量は3,500尾、販売金額約10億円を見込んでいる。
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