都内有数の酒販店を展開している信濃屋食品が同社3店舗目となるSM「信濃屋喜多見駅前店」をオープン。酒・その関連食材と生鮮食品の融合が高い支持を集めている。
信濃屋食品(本社東京都、長井邦雄社長)は世田谷区代田に本店を置き、新宿店、銀座店、田園調布店など11店舗の酒販店と、今回開店した喜多見駅前店、代田食品館、野沢店の3店舗のスーパーマーケットを展開している。喜多見駅前店は野沢店以来24年ぶりの開店だが、酒販店は昨年、豊洲フォレシア店を開店し、今年に入って北千住マルイ店を開店。業績も前期で2ケタの増収増益を達成し、今期も2ケタの増収増益を目標にするなど勢いに乗っている。
同社は酒と、チーズなどおつまみ関連と輸入食品に強く、ワインはその3割が直輸入で、ウイスキーもスコットランドの蒸留所へバイヤーが毎年行き、樽で買い付けて、日本でボトリングして、予約販売する。日本で流通していない原酒ということもあって、即日完売するほどの人気になっているという。
また、生のミントをスーパーマーケットのルートを使って仕入れられることから、ラムベースのモヒート系ウイスキーが日本でも5位以内に入る販売量になっているという。
販売面では、各店にワインソムリエ、アドバイザー、利き酒師などの資格者をいずれか1名は置く。毎月、1回ワインとチーズの講習会を開催し、有資格者を増やし、人材育成に力を入れる。こうしたコンサルティングセールを行うことによって、「お客様から信頼が得られ、高額ワインがよく売れる」という。
また、新宿店では酒の知識はないが日本語は少しできる台湾人の男性を売場に立たせたところ、北京語ができることから中国や台湾の客との間のコミュニケーションが良くなり、売上に貢献しているという。酒の知識はないが、言葉で即戦力になった、という国際化を反映したエピソードだ。
ともかく、酒販店業界では都内有数の企業として一目置かれている同社。SMとして久方ぶりで開店した喜多見駅前店。その長年培った酒販売のノウハウと商品調達力を活かした新しいSM像づくりが期待される。
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