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No.844-2015/07/13

信濃屋食品、酒販をベースにしたSM新店を開店し人気に

No.844号

  都内有数の酒販店を展開している信濃屋食品が同社3店舗目となるSM「信濃屋喜多見駅前店」をオープン。酒・その関連食材と生鮮食品の融合が高い支持を集めている。


輸入商材の強み活かすSM経営


  信濃屋食品(本社東京都、長井邦雄社長)は世田谷区代田に本店を置き、新宿店、銀座店、田園調布店など11店舗の酒販店と、今回開店した喜多見駅前店、代田食品館、野沢店の3店舗のスーパーマーケットを展開している。喜多見駅前店は野沢店以来24年ぶりの開店だが、酒販店は昨年、豊洲フォレシア店を開店し、今年に入って北千住マルイ店を開店。業績も前期で2ケタの増収増益を達成し、今期も2ケタの増収増益を目標にするなど勢いに乗っている。


  同社は酒と、チーズなどおつまみ関連と輸入食品に強く、ワインはその3割が直輸入で、ウイスキーもスコットランドの蒸留所へバイヤーが毎年行き、樽で買い付けて、日本でボトリングして、予約販売する。日本で流通していない原酒ということもあって、即日完売するほどの人気になっているという。


  また、生のミントをスーパーマーケットのルートを使って仕入れられることから、ラムベースのモヒート系ウイスキーが日本でも5位以内に入る販売量になっているという。


  販売面では、各店にワインソムリエ、アドバイザー、利き酒師などの資格者をいずれか1名は置く。毎月、1回ワインとチーズの講習会を開催し、有資格者を増やし、人材育成に力を入れる。こうしたコンサルティングセールを行うことによって、「お客様から信頼が得られ、高額ワインがよく売れる」という。


  また、新宿店では酒の知識はないが日本語は少しできる台湾人の男性を売場に立たせたところ、北京語ができることから中国や台湾の客との間のコミュニケーションが良くなり、売上に貢献しているという。酒の知識はないが、言葉で即戦力になった、という国際化を反映したエピソードだ。


  ともかく、酒販店業界では都内有数の企業として一目置かれている同社。SMとして久方ぶりで開店した喜多見駅前店。その長年培った酒販売のノウハウと商品調達力を活かした新しいSM像づくりが期待される。


今週の目次




今週の業界トピックス

SM3団体統計発表
 カスミ藤田社長 3~5月期概況と6~8月の取組みについて語る
ローソン SGローソン始動“宅配とご用聞き”都内2ヶ所からスタート
三井食品 異質化戦略の深堀軸に1兆円への基盤づくり


SJ新店レポート

酒販プラス輸入食品に、生鮮を融合した「健康的な食生活提案」SM
 信濃屋 喜多見駅前店
1年以上空き店舗の山里の町に居抜き出店、コンビニ需要を取り込む小型店
 平和堂 フレンドマート宇治田原店
1階に即食・簡便商品を揃え、駅前立地に対応して建替え増床
 マルエツ大宮店


ニューストア [シスカ日本橋小舟町店]

脱コンビニ。ちょい飲みメニューを充実


企業動向

味の素グループ、恒例の秋季新製品商談会を開催(上)


〈三井フード紀行〉 三井食品 フードショー2015を開催

400社出展で供給力・発掘力見せる
7月22~23日、東京ビッグサイトで


新生〈Asahico〉 朝日食品工業 事業戦略強化へ

 行田工場の豆腐生産能力を増強 日産10万食へ


食品マーケティング

*ニチレイフーズ、下期・家庭用冷食で新たな強化策
「米飯」「春巻」など開発コンセプト絞る
*フジッコが新しい「昆布」の食べ方提案


今週の大店立地法公示速報


交差点

見て知ることが何より大事



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