賃料が高くて、SMの競合店が少なく、価格競争はほとんどない品川駅周辺。耐震補強工事のためSC全体が1年間休業し、今年4月1日にリニューアルオープンした「京急ストア品川店」は計画通りの売上で推移し好調だ。駅の反対側で営業する「クイーンズ伊勢丹品川店」も来年、全面改装する予定。
2020年までに品川駅周辺が大きく変わっていく。JR山手線では品川駅と田町駅の間に新駅が現在開発中で、その周辺の品川車両基地の跡地13haは商業施設やオフィスなどの複合都市化が計画されている。また、東京都は地下鉄新線を東京オリンピック前後に開通する予定と発表している。
品川駅は現在、JR各線と京急線が走っている。京急線・品川駅の1日の平均乗車人員は約13万人で、JR東日本は34万人となっており、どちらも乗車人員が年々増加している。駅周辺にはシティホテルも多く、羽田空港からのアクセスも良いため、海外から訪日してくる観光客やビジネスマンの宿泊客の数も多い。東京オリンピックが開催される2020年までに、品川駅周辺は開発が進む。さらに2027年にはJR東海リニア中央新幹線の首都圏側の始発駅が品川駅の地下に開業する計画だ。
京急ストア(旧・京浜デパート)は品川駅に1933年7月に品川店を開店。2003年9月には現在の「京急ショッピングプラザ・ウイング高輪EAST」を開業し、地下1階に京急ストア品川店をオープンした。昨年4月1日に耐震補強工事のため1年間休業したが、今年4月1日にリニューアルオープンを果たした。館内全体はイートインスペースを増設。ファッションやカフェなどをテナントで集めた。
京急ストア品川店の売場面積は改装前よりも100㎡増やして650㎡とした。年商目標は改装前の実績よりも1億円多い18億円としているが、改装後3ヵ月間は計画通りで推移し好調のようだ。
品川駅周辺は住宅地であると同時にオフィス街でもあり、羽田空港が近くホテルも多いため、海外からの外国人客も多い。このため、同店では国産の高額ウイスキーやワインが売れ、抹茶味のチョコなどが異常に売れる。訪日客向けのお土産ニーズも高い店となっている。京急ストアの中でも試金石となる旗艦店と位置付け、今後もMDを変化させてチャレンジしていく方針だ。
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