港神戸の中心街・三宮。JR三ノ宮駅の東にあるダイエーが「神戸三宮店」と名を変え、8月27日改装オープンした。地下2階から1階までを食品フロアとし、主にヘルス&ビューティ売場だった1階は本場ヨーロッパのナチュラルチーズとワインを取り揃えたスペースに生まれ変わった。「神戸の街とのつながりを大切にしたい」と50年以上歩んできた創業の地が新業態「フードスタイルストア」の近畿地区1号店に選ばれた。
旧ダイエー三宮駅前店は、阪神大震災があった直後の1995年4月にプランタン神戸本館を改装オープンしたものだ。ダイエー村とも言われた神戸。創業者の中内氏が甚大な被害を受けた店舗で、鬼のような形相をして、陣頭指揮を執った場所でもある。
イオンの完全子会社となった同社は、首都圏と近畿圏に絞ったエリアで、食品スーパーに特化させる事業展開を行う。フードスタイルストアの実験店は2014年11月に「いちかわコルトンプラザ店」(千葉県)、今年6月に赤羽店(東京)がオープンしたばかり。
神戸三宮店はターミナル立地を生かし、これまで手薄だった30~40歳代の働く女性や単身者をより意識した売場づくりになっている。中でも、食品フロアにチェンジした1階は、130品目のヨーロッパのナチュラルチーズや、650種類のワインを取り揃えた、「フードスタイルフロア」をメインに変身した。
ワインはその場で飲むこともできる。各階にイートインスペースを設けるなど、従来とは違った売場構成を心掛けた。また、植物由来の食品や化粧品を揃えた直営の「ボタニカルショップ」をはじめ、ジュースバーも併設、新たな顧客層に向けて熱い視線を送る。
開店セレモニーの後、記者会見した近澤靖英社長は「食品以外の人材はかなり流出したが、食品の力を発揮できる創業時からの人材は健在だ。トップバリュにも30人程度出向して成功を収めている」と語った。
また、「この10年、教育費に投資をしていなかった。サンドイッチの提供方法などは日本より進んでいる香港のシティスーパーで研修を受けた。肉のダイエーの力はまだ捨てたものではない。総合食品小売業で国内No.1を目指したい」と決意を新たにした。
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