今年で創業130周年を迎えた明治屋。直輸入の酒類・食品やMYブランドのジャムやシロップなどの食品メーカーであると同時に国内外に28店の明治屋ストアーを直営で運営する。今回、本社がある京橋ビルの改修工事が完了したのに伴い、京橋ストアーも新たに生まれ変わって9月16日から営業開始した。
京橋二丁目西地区再開発に伴い明治屋本社がある京橋ビルは、2年間改修工事を実施してきたが、このたび完成した。1933年に建築された同ビルは日本の建築史上重要な建物として「中央区の有形文化財」に指定。地下鉄駅と一体化した民間建造物として現存する最古のものとなる。このため、今回の改修に当たってビルの外壁及び室内の一部は建造当時のまま保存しながら、新たに免震装置を施すと同時にデモキッチンスペースなども最新機器を導入。京橋の古くて新しい顔として生まれ変わった。
京橋ビル1階の「明治屋京橋ストアー」も本社ビルの改修に伴い2年間休業したが、9月16日に新装オープンした。120坪の売場に4,300アイテムを揃え、集中レジはカウンター式で3台常設。レジの隣にはテナントでジューススタンドも新規導入し、オフィスの憩いの場として若い女性客も取り込む。ワインやウイスキーなどの酒や和・洋日配に、おつまみ用缶詰やジャム、蜂蜜などのオリジナル品、コーヒー・紅茶などの嗜好品、調味料、レトルト、アイス、雑貨などを揃え、精肉や鮮魚、野菜はなく、果物のみ扱う。アウトパックで惣菜やパンも提供する。
創業130周年を迎えた明治屋は、創業者の磯野計氏が船舶納入業としてスタートして以来、「いつも いちばん いいものを」をモットーに日本の食文化向上を目指してきた。日本初の瓶ビールの全国販売でキリンビールの基礎を築き、日本で初めて防腐剤を添加しない瓶入り日本酒(月桂冠)を販売して日本酒の新たな流通形態を構築。明治35年には日本では馴染みが薄かった発酵バターの小岩井バターの一手販売も開始した。現在はMYジャムやおいしい缶詰を販売し、酒類の輸入販売にも積極的だ。
1933年にオープンした「明治屋京橋ストアー」は、戦後1948年から6年間はオーバーシーズ・サプライ・ストアーとして在日連合国民間人向けの店となったが、1953年には以前の京橋ストアーとして営業再開。ワインなどの酒類の売上が高く、構成比は約10%。全体の売上は、広尾ストアーの青果部門の売上しかないそうだが、オフィス街にある旗艦店として内装を一新し、新たに再スタートを切った。
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