10月29日にグランドオープンした「ららぽーと海老名」。商業施設が密集する海老名駅東口ではなく西口への出店。ひと、もの、ことを複合させたEBICEN(エビセン)やフードコートのディナータイムなど新たな取り組みを導入し、神奈川県央のランドマークを目指す。
10月29日、神奈川県海老名市の海老名駅に直結する立地に、「ららぽーと海老名」がオープンした。これで「ららぽーと」10店目となり、テナント数は263店と同SCでは4番目のテナント数となる。
海老名駅は小田急小田原線、相鉄線、JR相模線の3路線が乗り入れ、1日約26万人が乗降する。海老名駅東口にはマルイや映画館、テナントなどで構成されるビナウォークやイオン海老名店など、大型商業施設が多くあるが、これまで海老名駅西口には商業施設はほとんどなく、閑散としていた。
しかし今回の「ららぽーと」の開業に当たって、西口エリアのまちづくりを推進する「一般社団法人海老名扇町エリアマネジメント」にRICOH、横浜銀行とともに三井不動産も参画。東口からの連絡デッキに動く歩道、「ららぽーと海老名」の目の前にバス停留所が設けられるなどアクセスが飛躍的に向上した。
「ららぽーと海老名」のテーマは人と人が交流しあう施設で、中でもコンセプトの一つであるEBICEN(エビセン)は「ららぽーと」初の取組み。セントラルエリアにひと、もの、こと、が複合的に集まる交流エリア。3階のEBICENエリアには親子カフェ、ベビーキッズ雑貨、幼児教室などテナントが仕切りなく展開し、中央に子供が遊ぶスペースを設置。客と店のコミュニケーションだけでなく、テナント同士でも協力し合うことで相乗効果を狙う。
もう一つの新たな取組みがフードコートのディナータイム。夜に照明などを変化させ、アルコール類やおつまみメニューなどを提供。バーカウンターも展開し、ジャズバンドなどが演奏するイベントも頻繁に行う予定。SMではロピアが入り、髙島屋の「Style Maison」など新業態店舗が19店入っている。
三井不動産では11月に大阪府吹田市にEXPOCITY、12月に「ららぽーと立川立飛」、来年秋に「ららぽーと平塚」を開業する計画だ。
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