中国地方の元気なスーパー「エブリイ」が「グループおせち」を完成させた。「おせち」の取り組みは3年目だが、今年のテーマ「格別のおせち」を何が何でも成功させるため、外食などグループ各社のスペシャリストが「おせちプロジェクトチーム」を結成。「オリジナル国産おせちじゃ!」――全ては太田洋進チームリーダー(ヨシケイ福山・執行役員商品部長、手前左)の一言で始まった。
「純国産のおせち」を目指すため、プロジェクトのメンバーらは、選りすぐりの素材を探すため全国各地を飛び回り、見付けた素材を生かす調理方法や味付けを研究した。 ◇…瀬戸内海で育った天然の真鯛、境港産・天然本マグロの角煮、それに国産のとこぶし。国産黒毛和牛の香味焼き、希少な皮付き豚バラ肉の角煮、鶏肉は吉備高原鶏、縁起物の伊勢海老も欠かせない。
これだけの材料を集めて、ついに出来上がったおせちの試作品だったが、さらに極限のこだわりがあった。その答えは「国産の車海老10尾を追加する」というもの。2~3月から準備を重ねた「純国産グループおせち」が、ついに完成した。
「採算は度外視でも良い、お客様に喜んでもらえるものを」とのトップの声もあって、2段セット(3~4人用)13,500円、3段セット(4~5人前)20,000円(いずれも税抜き)と、ビックリ価格で提供できるようになった。
エブリイは独自企画以外に、グループの一員となった岡山の有名料亭の「はむらおせち 3段セット」(30,000円、同)も扱う。「でも、8割以上は自社で」(太田プロジェクト長)と意欲を見せる。自社企画の2段は1,200、3段は2,400セット、トータルの売上目標は、昨年の3倍の1億円を目指す。
「おせち市場」は600億円規模に達するといわれ、マーケットは拡大している。同時に、コンビニや他業種からの参入もあって、競合も激化している。
店舗で注文するだけが販売ルートではないのが、ネット時代の商売だ。「これからウチも、おせちに参入しよう」と思っている向きは、試しに注文してみるのも手だ。「エブリイホーミイおせちショップ」で検索すると、ショップサイトに飛ぶ。
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