2016 メーカー・問屋の提案特集 第50回スーパーマーケット・トレードショー
静岡県は2月1日、スリーエフとローソンが「静岡県名産品ふるさと割」を活用した商品を発売するのに合わせて、都内で発表会を行った。通常価格の3割引きで販売し、県外での消費の拡大と生産者の育成を図るのが目的。
静岡県の「名産品ふるさと割」は、国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用した事業。静岡県の名産品をメーカー希望小売価格、店頭通常販売価格から3割引きで消費者に提供し、その割引額を県が助成するというもの。同じ交付金を活用した事業にプレミアム付き商品券が有名。こちらは発行自治体の域内消費喚起が目的なのに対し、「ふるさと割」は実施自治体の域外での消費を喚起して、域内の生産者の育成に繋げていこうというもの。
静岡県のふるさと割は、しずおか食セレクションなど県が認定する名産品を対象に、昨年7月から実施している。予算規模は旅行券なども含め25億円。参加している販売事業者は楽天、ヤフーなどのネット通販、テレビ通販などが多い。実店舗では首都圏の百貨店などで、今回、スリーエフ、ローソンが参加、SMではヤオコー、よしやなども参加している。
スリーエフでは静岡県のイチゴを使った「贅沢苺タルト」を2月3日から28日まで通常価格390円を3割引の273円(助成額117円)で、「いちごサンド」(通常298円)を209円(同89円)で2月18日から29日まで販売する。この他にも加工食品での実施を一部店舗で計画。
ローソンは静岡県伊豆天城産の茎わさびを使用した「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」、「わさびいなり」を共に通常価格140円(税込)の3割引の98円で、2月18日から29日まで販売する。
ヤオコーはみかん、苺、レタスを60店で2月中の3日間実施する予定。
今回のふるさと割は2月末までで終了。来年度は実施しないが「今回で県外業者とのパイプができ、民間同士で事業が拡大していくことを期待している」と、推進役の静岡県経済産業部振興局マーケティング推進課販路開拓班主査霜村胤日人氏。
他県でも実施しており「地産外消」ならぬ「地産外商」の動きが活発化しそうだ。
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