「これはダイコン、あれはなに?」「フキでしょ」「さあ、こっち向いて。チーズ」―大阪ミナミの台所「黒門(くろもん)市場」で見かけた、春節の長期休暇で来日した中国人親子の会話だ。屋台風に改装した店頭では、おでんを頬張ったり、食品スーパーでイチゴや惣菜を買う観光客も。お土産というより、ホテルの部屋で飲み食いするためのようだ。
昨年の流行語大賞「爆買い」が今年も見られると思って、大阪の「道頓堀」界隈を歩いてみた。中国経済が減速する中なので、ツアー客は減ったような感じだが、逆に個人客、それも20~30歳代の若い人が増えたような気がした。
先日取材したイオンモール北京豊台の大矢憲和・ゼネラルマネージャーの言葉を思い出した。「ちょっと見かけないと、海外旅行に行っている」という従業員。豊かな若者層が海外に目を向け始めたのだ。
「日本に行ってきた。街も空気もきれいだし、食べ物もおいしい」と聞けば、その次は「我も、我も」となるのが中国だ。まだ日本に行きたい人の1%未満しか来日していないという調査もあるぐらいだから「爆来」の本番はこれからだ。
そんな中、大阪の道頓堀から南西1㎞ほどのところにある「黒門市場」に足を伸ばしてみた。表通りは、比較的閑散としていたが、南北の細い筋は、観光客でごった返していた。
人だかりがしている店はどこも店頭にイートインスペースを設置。その場で、カキや肉を焼いて売っている。香港、ベトナム、シンガポールで見かけるアジアの市場そのものの風景だ。
ほとんどの人はスマホを手に写真を撮っている。ただ撮るだけでなく、本国に送る。中国で爆発的に増えている「WeGhat(ウイチャット)」というアプリを使った情報発信だ。ユーザーは4億人を超えるというから「LINE」の国内登録者数の比ではない。
本国で見せられた人は「こんどは、オレもワタシも」になり、来日願望にさいなまれる。「モノを買うだけの爆買いからコト買いへ」―食品スーパーにもその「爆来」の走りが押し寄せている。
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