駐車場を埋め尽くす1,000台を超えるバイク―ベトナム・ホーチミン市郊外のイオンモール「タンフーセラドン」で見られる日常風景だ。経済発展が本格化しているベトナムでは、かつて日本もたどった「個人店からチェーンストアへの移行」が急展開している。北の首都・ハノイ市では昨年10月に現地でのモール1号店がお目見え。この夏には南のホーチミン市で、ベトナム4店目のモールがオープンする。
4月半ばに5日間滞在したベトナム。最も驚いたのは車より圧倒的に多いバイクの数と、すさまじい騒音だ。ホコリと日焼け止め防止のため、ほとんどの女性はカラフルなマスク姿で、2~3人乗りは当たり前。
日常の買い物は地域ごとにある市場で出勤前に買い物し、夕食などは路面店で済ませるのが、これまでの姿だった。だが、若い人たちからスーパーに行く比率が高まっている。
ハノイ市郊外に昨年10月に初出店したイオンモール「ロンビエン」。1階のイートインや3階にあるフードコートでは、若い家族連れが鍋を囲んで食事をする光景が多く見受けられた。国民の平均年齢は27~28歳というから、若さがこの国の発展を支えている。
食品フロアでも、割高な有機野菜が良く売れるという。ベトナム戦争でアメリカ軍が使用した枯葉剤で多くの奇形児が生まれた辛い過去もあるから、農薬には敏感だ。
加えて心配なのが、学齢期の子どもの肥満の問題だ。30℃を超える暑さと紫外線を避けるために、外で遊ばせるのが減る。結果は、家でゲームの毎日。食生活から見直さねばという動きも高まっている。
日本以上に、あらゆる施設でWi-Fiが普及している。スマホを片手にモールでショッピングし、情報発信する若い人が多い。流通の近代化をITが後押ししている。
規制緩和もあって、ホーチミン市ではコンビニも出店ラッシュを迎えている。イオングループのミニストップでも、ほぼ3日ごとに新規出店があるという。(次号からベトナム・シンガポール流通ルポを掲載)
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