セブン&アイ・ホールディングスは5月26日、井阪隆一取締役を代表取締役社長とする人事を決めた。後藤克弘取締役も代表取締役副社長に就くダブル代表制による新体制の発足である。古屋一樹セブン-イレブン・ジャパン代表取締役社長を加えた集団指導体制で巨大流通グループを舵取りする。
「一枚岩」「2人3脚」。新体制発足記者会見で井阪新社長はこうしたキーワードを使い、鈴木前会長のトップダウンによるカリスマ経営から集団指導体制への移行を強く印象付けた。
セブン&アイHDの新役員体制は鈴木会長と村田社長が退任し、古屋セブンイレブン社長が新たに加わり取締役14名でスタートする。社長交代を巡る騒動の後だけに、宥和がやはり第一の課題か。井阪社長も「最重要課題はHDと事業会社が一枚岩になること」と強調。セブンイレブン、IY、ヨークベニマル、そごう西武などの主要6社の社長と毎月、個別ミーティングを行い「本音で話し合い、経営課題と解決策を共有化、PDCAを回しながら成果につなげる」方針。
新体制はHDの代表権を持つ井阪社長と後藤副社長、セブンイレブンの古屋社長の3名を中心に運営されるとみられる。井阪社長は、後藤、古屋両氏について「2002年に私がセブンイレブン、後藤がIYの取締役に就き、同期としてグループの数々の課題解決に当たってきた。後藤はHDのCAOとして150社に熟知しており、補完してもらいながら2人3脚で経営に当たりたい。古屋とは2009年からの社長、副社長として『近くて便利』を一緒に実現してきた。加盟店、社員から信頼が厚い。今後、海外、オムニにおいても無限の可能性があり、2人3脚で進みたい」と話す。
これに対し後藤副社長は「97年に鈴木の秘書になり、以来、グループ内外の情報が入る集積地にいた。それでグループ全体を見る目線は多少持っており、井阪を一生懸命支えていきたい」。古屋社長は「使命は加盟店の売上、利益を上げ続け、成長させること。まだまだ、道半ば、もっと現場力を強くするようスピードアップしていく」。
IY、そごう西武など不振企業の対策が急がれる。「各社ごとに重点課題を洗い出し、HDとして戦略を決めていく」方針で、その期限を100日強に区切り、第2四半期決算発表時までに公表する予定だ。
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