サミットは2011年に開店した成城店を第1次とする買手側に立った新マーチャンダイジング(MD)による商品づくり、売場づくり、店づくりに取り組んでいるが、6月8日(水)に開店した羽衣いちょう通り店(東京都立川市)を第4次新MD店と位置づけ、生鮮に特化した店づくりにチャレンジする。
当時を振り返って田尻一社長は「それまでは売り手主体の時代だった。しかし、人口減少、経済減速という日本初の厳しい時代に移る中で、サミットではお客様の立場に立って『あったらいいな』をどう具現化するかに取り組んだ。コストがかかったがお客様の支持は得られた。第2次の野沢龍雲寺店で第1次の取り組みを整理して新たな取り組みを付加し、第3次の東中野店で各部門で『あったらいいな』に取り組み、今回の第4次で生鮮主体のSMをどう実現するかに取り組んだ」と説明。
具体的には青果、鮮魚、精肉、惣菜、ベーカリーの各部が「専門店になっていく。マンナワーを投入し、手をかけることに最大限チャレンジし、逆に人手をかけないところはかけない」とメリハリをつけ、生鮮4品の売上構成比を55%まで持っていき、来店頻度を月6.6回から7~7.5回に引き上げるのが目標だ。
羽衣いちょう通り店(立川市羽衣町1-19-12)は、売場面積546坪。レイアウトを従来とは大きく変え、右側主通路と奥の主通路を大きく広げ、生鮮・総菜の売場を拡大、市場的な賑わいを醸し出す。
イートインには東中野店から始めたデカンタ式淹れ立てコーヒーを提供するコーヒーステーションを設置。「買い回りし易いレイアウトでゆっくり楽しんで頂ける店にしたい」(中島均執行役員営業企画室マネジャー)。
また「生鮮に特化したゾーニングで、冷ケースの高さを抑え、照明も考慮して商品が目立つようにした」(星野郁夫取締役執行役員店舗開発部マネジャー)とハード、ソフト両面で新たなチャレンジ。
農産物をC、D級も含め一括で仕入れて、カットフルーツや惣菜原料に回すなど生鮮各部門間で原料のやり取りを行っているため、効率面では悪くなっている面がある。「これをどこまで上げていくかの精査は次の課題」(田尻社長)と新体制への宿題もしっかり。
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