「アジアシフト」を掲げ、アセアン、中国で店舗展開しているイオンは、現地資本と提携してミャンマーで店舗展開を始める。CMGC社グループとの合弁会社「イオンオレンジ」を設立、グループのSM14店を譲受け、8月1日から事業を開始、年内に1号店を開業する。
本誌では昨年12月、中国・北京と杭州、上海、今年4月にはベトナムのハノイとホーチミン、シンガポール、7月には香港で、それぞれイオンの店舗を中心に取材し、海外店レポートを掲載してきた。
小売市場からスーパーマーケットへの移行期にあるベトナムでは、戦争終結以降も、枯葉剤などの後遺症被害がある。だから、価格は高くても、安全・安心に対する意識は高く、有機野菜やまがいものがない日本からの輸入品が人気だ。
一足早く経済成長を遂げた中国では、現地資本や外資がイオン以上の巨大で派手な外観のショッピングセンターを林立させている。だが、イオンの売場の中身を比べてみると、日本式に軍配が上がる。
きめ細かな商品構成、丁寧な接客対応―。日本から単身、あるいは家族帯同で現地に赴いた駐在の社員が「お客様目線」で、現地にとけ込んで売場を管理している。
夕方以降、涼みがてらに買い物する家族連れの憩いの場になっている各国のモール。元々、屋台など外食文化が根付いたところなので、惣菜やイートインなどは、日本にも参考になることが多い。
これから経済を立て直すミャンマーをはじめ、アセアン諸国の流通近代化は緒に就いたばかりだ。役割を果たすのは、出店を拡大するイオンだけではない。
香港の地場スーパーが日本の珍しい食品を探しているし、1,000円散髪など“日本発”のサービス業もこれからが本番だ。かつては戦地になった場所だが、平和産業である日本の流通業がこぞって近代化に貢献できる時が来たようだ。
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