バックナンバー898号

≫ウィンドウを閉じる


No.898-2016/08/29

イオン、現地資本と提携してミャンマーに進出

No.898号

  「アジアシフト」を掲げ、アセアン、中国で店舗展開しているイオンは、現地資本と提携してミャンマーで店舗展開を始める。CMGC社グループとの合弁会社「イオンオレンジ」を設立、グループのSM14店を譲受け、8月1日から事業を開始、年内に1号店を開業する。


日本式スタイル、アセアンで


  本誌では昨年12月、中国・北京と杭州、上海、今年4月にはベトナムのハノイとホーチミン、シンガポール、7月には香港で、それぞれイオンの店舗を中心に取材し、海外店レポートを掲載してきた。


  小売市場からスーパーマーケットへの移行期にあるベトナムでは、戦争終結以降も、枯葉剤などの後遺症被害がある。だから、価格は高くても、安全・安心に対する意識は高く、有機野菜やまがいものがない日本からの輸入品が人気だ。


  一足早く経済成長を遂げた中国では、現地資本や外資がイオン以上の巨大で派手な外観のショッピングセンターを林立させている。だが、イオンの売場の中身を比べてみると、日本式に軍配が上がる。


  きめ細かな商品構成、丁寧な接客対応―。日本から単身、あるいは家族帯同で現地に赴いた駐在の社員が「お客様目線」で、現地にとけ込んで売場を管理している。


  夕方以降、涼みがてらに買い物する家族連れの憩いの場になっている各国のモール。元々、屋台など外食文化が根付いたところなので、惣菜やイートインなどは、日本にも参考になることが多い。


  これから経済を立て直すミャンマーをはじめ、アセアン諸国の流通近代化は緒に就いたばかりだ。役割を果たすのは、出店を拡大するイオンだけではない。


  香港の地場スーパーが日本の珍しい食品を探しているし、1,000円散髪など“日本発”のサービス業もこれからが本番だ。かつては戦地になった場所だが、平和産業である日本の流通業がこぞって近代化に貢献できる時が来たようだ。


今週の目次




今週の業界トピックス

イオン 現地企業と合弁会社を設立、スーパーマーケットでミャンマー進出
スリーエフ 新たに13店舗を追加してローソンに転換
寺岡精工 赤黒2色同時印刷のコンパクトプリンター


今週の開店情報


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

ヨネビシ醤油[干し椎茸の万能ソース] フードジャーナリスト 旭 利彦
 椎茸の旨みと香りで料理の味を引き立てる


SJインタビュー

民間企業と連携し直売所+SM・コンビニの新業態を拡大
 JA全農 生活関連事業部 生活リテール部 部長 加藤 武 氏


SJ新店レポート

88席のイートインに「発掘のKURA」全店初づくしのチャレンジ
 IKOCCAエブリイ駅家店


スーパーフード特集

商品の徹底分析 三井食品の2016スーパーフード戦略
 健康・栄養食品としての食事提案を
 売り方と説明力の強化が第一条件
スーパーフード順調 ダイエー・ボタニカルショップの推移を聞く
 有望市場だが普及に不可欠な仕掛け&仕組み作り
 スーパーフードの販売に今必要なのは〈確かな品ぞろえと説明販売力〉
スーパーフード メーカー動向
 拡大するスーパーフード。しかし激しい波があり、定着商品は少ない


初秋の新商品 マルコメと敷島製パン

プラス糀 米糀からつくった甘酒 /「くるみブレッド」2品


食品マーケティング

東洋水産、チルド麺、冷食の新戦略
 *市販用冷食はライスバーガー、中華風焼そば
日清フーズ、ドーナツミックスの第2弾投入
 *ミニボトル天ぷら粉、と売場前線へ


今週の大店立地法公示速報


交差点

炎暑の商戦



≫ウィンドウを閉じる