バックナンバー918号

≫ウィンドウを閉じる


No.918-2017/01/30

ベーカリーとカフェを一体化したヤオコーの実験店

No.918号

  今年初めてのヤオコーの新店は神奈川県藤沢市のピロティ式だった。1月24日にオープンした藤沢片瀬店は市内で同社2店目、ピロティも2店目となった。ヤオコーとしてベーカリーとカフェを一体化した初の試みを進め、イートインの場合は2台のベーカリー専用レジでパンの他にデリカ商材なども精算が可能となる。


カフェニーズの取り込み


  ヤオコーが1月24日(火)にオープンした「ヤオコー藤沢片瀬店」。神奈川県藤沢市内では、2014年1月から営業している藤沢柄沢店に次いで2店目となる。首都圏で152店展開している同社だが、半分以上の85店が埼玉県内で、神奈川県は7店とまだ少ない。今後も湘南エリアのドミナント化を進め、神奈川県における認知度アップに取り組む姿勢だ。


  藤沢片瀬店は、2015年11月に出店した柏高柳駅前店に次いで2店目となるピロティ式店舗。1階が平面駐車場となっており、2階に売場とバックヤードを配置している。売場の特徴としては、特に水産とデリカ売場の壁面に大型のガラスをはめ込み、売場から作業風景が良く見えるよう、ライブ感の演出に工夫を凝らした点が挙げられる。


  同社初の取り組みとして、インストアベーカリーとカフェのコーナーを一体化した。壁面の色もベーカリーとデリカとも赤で統一している。2台常設されたベーカリー専用レジでは、パンの他に弁当や寿司、おかずなどのデリカ商材やデザート、飲料をイートインで食事する客に対して精算できる仕組みとした。コーヒーマシンをベーカリーレジの奥に設置し、セルフではなく対面でコーヒーを販売する。提供するコーヒーは同社のオリジナルブランド「RE COFFEE」を抽出したもの。スタンダードが150円(本体価格)で、新発売のカフェラテが180円。イートインの場合、コーヒーの容器はホットが陶器で、アイスはグラスで提供する。


  店内飲食を強化している藤沢片瀬店だが、生鮮食品の看板化の実験店でもあり、横展開で売り切ることで鮮度を追求する。生鮮3品の売上構成比は40%と高く、デリカは15%を想定する。店内の内装はグレーを基調とし、シンプルな装飾でモダンな印象を与える。3月下旬に全面改装する川越南古谷店ではさらにMDを進化させ、斬新な取り組みを予定しているそうだ。


今週の目次




流通羅針盤

人手不足はこれから本番。対応できない企業は生き残れない


今週の業界トピックス

 リテールパートナーズ 田中康男社長、業容拡大に手ごたえ、M&A戦略を語る
 東武ストア 丹羽茂美社長が退任し、玉置富貴雄元社長が復帰
 日本チェーンストア協会 新年賀詞交換会で清水会長が「前向きに」と発言
 日本生活協同組合連合会 人手不足対策で人づくり支援センターを開設
 日本アクセス 北海道の農水産品を関東へ速配実現
 明治 川村社長がより新しい価値を提案したいと表明


今週の開店情報


SJ海外店レポート マレーシア

フードコートを新設、惣菜や寿司も強化「買場から売場」に転換
 イオン ミッドバレー店


SJ新店レポート

ジャズライブなどイベントや販促を強化し、サプライズを提供
 フードオアシスオータニ 一の沢店
同社2店目のセミセルフレジ導入。SVセレクト積極販売
 スーパーバリュー 川口伊刈店


世界が感動する日本のおもてなしの歴史的変遷と実際・25

― OMOTENASHIが日本の代名詞に ― 小澤 信夫


チェーンストア・コンビニの12月度販売概況

週末のクリスマスなど寄与しSM・CVS好調
 衣料の不振などGMSは全社マイナス


食品マーケティング

マルハニチロ、業務用冷食に‘点心’メニュー
 *「赤坂離宮監修」の強化シリーズ、こだわりの春巻~焼売
味の素冷食、新需要喚起へアクション
 *手作りに便利な助っ人「おにぎりの具」へ挑戦
 *祝・45周年を準備


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

第一食品[おはぎアイス十勝産あずきと濃厚塩バニラ]
 和風であり洋風でもある不思議な美味しさ フードジャーナリスト 旭 利彦


今週の大店立地法公示速報


交差点

書籍を媒体に寛げる空間


≫ウィンドウを閉じる