奈良県中西部の大和高田市に「ならコープ」の12年ぶりの新店としてオープンした「コープなんごう」。北西2kmにあるコープ真美ケ丘に代わる店舗だが、足元商圏の組合員加入率は70%台にアップした。「産地直結」やコープ商品をアピールし、「自家製干物」で競合店との差別化を図っている。
2016年11月25日に開店した「コープなんごう」。大和高田市大谷地区は、近鉄大阪線が店舗の南側を通り、目の前に築山駅がある。近くに「うっそうとした森があるな」と思ったら、5世紀頃の築山古墳だった。
この築山駅は、1駅大阪寄りが五位堂(ごいどう)駅、1つ先が大和高田駅で、1日の乗降客は沿線でも最も少ない1,800人だ。線路の南側一帯は昔ながらの町で、高齢者の比率が高い。
1次商圏の組合員加入率は昨年4月時点では40%台だったが、新規会員の「お誘い運動」で、現在は72%になった。ファミリー層が主体で、80%の真美ケ丘まで、あと一息だ。
鮮魚売場全体を撮った表紙写真。左側のケースのサンマやサバ、味噌漬けのサケの切り身は、すべて奥の干物製造機で提供する「自家製」だ。オゾンで殺菌効果を高め、冷風乾燥する。
奈良県には海がないので、物流網が発達した今でも、新鮮な魚に対する「渇望」がある。干物は絶好の商材だが、味をわかってもらわないと始まらない。店がオープンする前に10カ所ぐらいで試食会を開き、PRに努めた。
牛肉でも北海道函館ロイヤルファーム牛のロースステーキ肉の半額・試食販売会を開いた。結果は1日で2,200枚が売れる大盛況。いまだに「次はいつ?」の声が聞かれるという。
敷地内には、集会室や専用の調理室もある。生協が最も得意とする「組合員とともに取り組む商品開発」は、こうした現場からも生まれる。組合員活動の拠点としての「コープなんごう」に注目したい。(P10~13に新店レポートを掲載)
ユニー・ファミリーマートHD 新社長に伊藤忠商事高柳浩二副社長就任
生団連 小川賢太郎会長就任。創業者の理念を子々孫々まで引き継ぐ
雪印メグミルク 17年春季は新果汁や乳飲料合計14品
東洋水産 「マルちゃん焼そば極み太麺」2人前、新発売
さえきセルバHD 事業会社3社の社長が交代、2月1日付
― OMOTENASHIが日本の代名詞に ― 小澤 信夫
究極的にSMは店舗全体がデリカ化する
マルエツ代表取締役社長・U.S.M.H代表取締役社長 上田 真 氏
気合いが入る12年ぶりの新店。新規組合員増、認知度向上が最大課題
コープ なんごう
ニトリのテナントとして初出店、近隣と広域からの集客で相乗効果を狙う
食品館イトーヨーカドー 梅島店
機能駆使して近未来に起こり得る課題の解決策提案
「2017年ヒット予測」「商品紹介」「SMの小型店対応」など随所に展開
大塚製薬 ソイジョイ クリスピー ホワイトマカダミア
合同酒精 度数3%瀬戸内産レモン ミックスのチューハイ
モランボン 『豚しゃぶ用香味ソース』『豚しゃぶ用担々ソース』
昭和産業、昭和ネクストステージフォー2025公表
日東ベスト、B・Y惣菜へ品質アップ目指す
*ブラックアンガス牛肉、カットステーキを推奨
*三元豚カツは食感向上へ
ピエトロ、市販用ドレッシングに続く第三の柱に「冷食」
*パスタ~ピザでの販促
物流改革待ったなし
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.