毎月末の金曜に継続実施されるプレミアムフライデーの初回が2月24日スタート。これを盛り上げるイベントが都心各所で実施された。特に中心となった東京駅、日本橋、丸の内の3会場では、要人が出席のもと、午後4時に同時乾杯が行われ、会場は盛況だった。
経済産業省が主導し、経団連も推奨する早期退勤は大手企業の一部に止まった模様。当日、世耕経産大臣は午後3時までに職務を切り上げ、カジュアルウェアでJR東日本のイベントに参加。カジュアルな装いの榊原経団連会長も夫人同伴で会場に現れた。イベント終了後は両者ご夫妻で会食を楽しむことを明らかにした。一方、丸の内会場のイベントに参加した小池百合子都知事は「帰って仕事です」と述べ、対応が分かれた。
当日の仕事が増える小売業やサービス・外食業などに従事する人は別扱いにしても、中小企業や自治体などの動きもまだまだ鈍い。都内中央区の衣料卸で働く知人に問い合わせると、「世の中で、そのような動きがあるのは知ってはいるが、会社からは何の話もなく、よその世界の出来事」と話す。地方はもっと盛り上がりに欠けると見られ、制度が定着するには時間が掛る。一方、消費を取り込もうとする側にも温度差がある。大手企業が集中する都心部では、旅行会社、ホテル、テーマパーク、商業施設、百貨店、外食などが割引やキャンペーンなど様々なイベントを催し、一定の盛り上がりがあった。
2月24~26日の3日間の髙島屋全店の客数前年比は3%増、売上同比は7%増。三越伊勢丹の基幹3店(新宿、日本橋、銀座)の客数同比2%増、食品、レストランの売上同比3%増となり、それぞれ手応えを感じており、次も新しい提案を検討中だ。イオンリテールのビッグフライデーは上質マグロやメンズ衣料が順調に伸びた。ヨーカ堂は3日間「プレミアム3デー」を企画。初日午後3時より実施した食品のプレミアム夕市が伸び、食品全体を押し上げた。両社とも継続の意向を持つ。ローソンも3日間の企画商品のうち神戸牛を使ったパスタが好調だった。
スーパーマーケットは大手でも同企画を実施していないところが多く、様子見の状況。日々の安定した需要に応えるのが本業だとしても、仕掛けないで売上が取れるということはありえず、相変わらずの保守的な体質が表れている。
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