タブレットが付いたショッピングカートで、全く新しい買い物体験ができる三井物産の「ショピモ」が3カ月の実験を経て本格稼働した。コープこうべの「コープ西神南」では「ポン、ポン」と画面をタッチしながら買い物をする「新風景」が見られる。開港150年を迎えた港町・神戸の“進取の気性”は今も健在だ。
アルミ製の軽量カートの普及で、スーパーに入って、先ずカートを手にすることが多くなった。そんなおなじみのカートだが、タブレット付きのものを20台も備えた買い物現場をウォッチした。
サービスを利用する時は、生協なら組合員カードを認識させる。ログインすると、週45品ある協賛メーカーの特別クーポン、店舗オススメ情報、店内マップ、レジ待ちアンケートなどが配信される。
「ショピモ」と名付けられたタブレットで獲得したポイントは、小売店舗のポイントに合算されるのがミソだ。最初は説明員が付いていたが、「利用される人は、そのうまみをわかっておられる」(福田靖弘店長)。
量販店の販促手段と言えば「チラシ」だが、ネットに頼り、新聞を購読しない家庭が増えている現状では、効力は弱くなってきた。タブレットだと、画面上で確認できるので便利だ。
利用者に聞いてみた。「忙しい時は使いませんけどね。今日は時間があるので。『うすあげ』が安そうなので、買います」。記者もついて回った。すると、どこからか「ピロローン」とチャイム音が鳴った。近くにメーカー協賛品があるという合図らしい。
店内でお客にアピールするツールは、これまで様々なものが考案されては消えてきたが、「タブレット」は結構、可能性があると見た。年配者には、ハードルが高い。ただ、スーパーにおけるIoT(モノのインターネット)の時代を象徴する、孵化寸前の事業であるのは間違いない。(P6~9にコープ西神南の改装店レポートを掲載)
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