ミールソリューションの進化を打ち出した「ヤオコー川越南古谷店」が3月30日に改装オープンした。隣接するSC内のフードコートを最大限に活かすため、「その場で食べる」提案をヤオコーが行う。インストアベーカリーとデリカ売場内に「ご注文カウンター」を常設し、バイオーダーで丼とホットドッグを提供する。
ヤオコーはこれまでに4度、旗艦店を出店することで方針や基本戦略を変更してきた。まず、1998年10月に狭山店をマーケットプレイス型店舗に大改装してライフスタイルアソートメント型SMづくりをスタートさせた。続いて2003年3月に川越南古谷店、2004年6月にワカバウォーク店をオープンし、ミールソリューションを充実したエブリディ・ライフスタイルアソートメント型SMを開始。2012年3月にオープンした川越的場店ではミールソリューション+価格コンシャスの強化を出し、2013年6月に出店した東大和店ではミールソリューション+デリカを中心とした価格コンシャス強化を打ち出した。
今回は3月30日に全面改装した川越南古谷店でミールソリューションの進化をコンセプトに掲げ、食に関わる全てに満足できる店づくりを行う。ヤオコーでは次世代を見据えた新しいフォーマットへのチャレンジを打ち出し、「食べる場」としての新たな提案と食の行動をヤオコーで全て完結できるよう、多様なライフスタイルに対応した品揃えを行い、専門店に負けない商品を提供する。
川越南古谷店の見所は何と言っても、フードコートを最大限に活かした「その場で食べる」提案だ。バイオーダーのローストビーフ丼や3種類の海鮮丼、トッピング材料やソースを選べるカスタムドッグ、那須牛乳ソフトを販売し、券売機を隣接した注文カウンターで商品を提供する。
一方、サラダステーションの近く、カットフルーツの隣には売場で販売している旬の果物をその場でミキサーにかけて提供するジュースバーも同社初導入した。惣菜バイキングコーナーでは毎日午後2時までお弁当バイキングとして、ご飯と麺類におかずを自由に組み合わせて専用の弁当容器に入れる、全て100g・100円で提供する新たな取り組みも行う。次世代に対応した旗艦店である川越南古谷店の客の反応が注目される。(12~15頁に新店レポートを掲載)
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