No.950－2017/09/25
急増している駅チカのユニークな小型店
駅改札前に登場する新・小型店
郊外型の大型ショッピングセンターの開業件数が減少している一方、都内を中心に首都圏の駅チカに小型店の出店が急増している。8月30日に東京駅構内に開業した商業施設「グランスタ丸の内」にはイタリア食材を取り扱う物販＆レストランの「イータリー」、「紀ノ国屋」と「のもの」の複合店がオープンしている。
9月1日に京成本線・国府台駅改札前の高架下にオープンした「リブレキッチン国府台店」（86坪）。京成ストアが初めて売場100坪以下の小型店を出店した。インストアベーカリーと店内製造のデリカを強化し、小さいながら12席のイートインコーナーを設けている。コンビニのコミュニティ・ストアを展開する国分グローサーズチェーンとのコラボで商品やサービスもコミュニティ・ストア仕様を一部導入している。
京王ストアも国分グローサーズチェーンとFC契約を結んでおり、9月29日には京王線・調布駅改札前に生鮮コンビニ「京王ストアエクスプレス調布店」をオープンする。京王ストアは2011年11月にエクスプレスの1号店・つつじヶ丘店オープンし、現在は永山店、若葉台店、堀之内店を展開している。
駅改札前としては紀ノ国屋がJR中央線・西荻窪駅改札前で「デイリーテーブル紀ノ国屋 西荻窪駅店」を6月13日にオープンしている。駅前商業施設「ディラ西荻窪」の撤退跡への居抜き出店で、売場74坪ながら食物販とインストアベーカリー、イートインスペースを併設している。
最近、注目されているのは東京駅丸の内地下街に8月30日に登場した「イータリー グランスタ丸の内店」（売場130坪）とJR東日本商事が展開する土産ショップ「のもの」を複合した「紀ノ国屋アントレ グランスタ丸の内店」（売場40坪）だ。平日も土日祝日でも多くの通行客がいるため、両店とも店内は人でいっぱいの状態となっている。東京駅の2店を含め、全く新しい業態の小型店が首都圏の駅チカで次々と増えてきている。
今週の目次
流通羅針盤
楽天、農業をITサービスに転換し、新規就農者を育成
今週の業界トピックス
イオン 新デリカセンター開設し、中部5県の惣菜製造を集約
ファミリーマート 中華まん生地改良でおいしさ向上、おでん毎月新商品投入
セブン‐イレブン・ジャパン オフィスなどに自販機を設置、近くの店舗が管理今週の開店情報
巷で秘かに売れ始めている 注目！フーズ＆ドリンクス
阿部幸製菓 ［ココナッツオイル クリスピーブラン］
ココナッツオイルの風味を手軽により美味しくSJ決算レポート 生協篇
宅配の無店舗事業は好調だが、増収は5生協にとどまる
SJW新店レポート
地元商品を充実させた直売所＋SM融合店
JAファーマーズ 太田藪塚
ドミナントエリアで広域・提案型SMでシェアアップ図る
マックスバリュ 御殿場萩原店
イタリア食材の物販とレストランを融合した130坪店
イータリー グランスタ丸の内店青果・日配売場向け商品 モランボン 秋の商品戦略
拡大市場をリニューアルで活性化図る
企業動向
森乳、機能性「シールド乳酸菌」で家庭用市場に参入
食品マーケティング
日清フーズ、冷食パスタでキャンペーン
＊注目商品で第1弾「ロゴ入り純金プレート」が当たる 10月31日まで
＊内容別に第3弾まで実施
エバラ食品「プチッと鍋」に40ml加え販促
＊鍋シーズンに大型3～4人分量対1～2人用途今週の大店立地法公示速報
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