スーパーマーケット内で販売する食材を調理して提供するレストランを併設した「グローサラント」が誕生した。成城石井が9月29日、京王線調布駅の再開発ビル「トリエ京王調布」A館1階に開店したもので、生鮮4品を扱う小型SM(店舗面積199坪)に42席のレストランを併設した。
「グローサラント」は食料品店を意味するグローサリーとレストランを掛け合わせた造語で、レストランに負けないクオリティの食事を店内あるいは店舗敷地内で提供するサービス。近年、イートインを併設したSMが増えているが、その先を行く新しい業態だ。
今回の成城石井の新業態店では、生鮮食品、調味料などレストランで使用する食材の9割をSMと共通化、同社の惣菜センターで作るソースなどを含めると100%に近づく。ほとんどが店舗で販売する商品、ないし自社製品を使用することになる。
店舗は9時~23時営業で、レストランゾーンは9時~11時がイートイン、11時~15時がランチタイム、15時~23時がディナータイム。メニューは「ハンバーグ、パスタ、ステーキ、ピザの4軸各2~4アイテムを基本に、その日の旬の素材を使用したシーフードミックスフライなどの限定品を加える。ハンバーグにライス、サラダなどをセットした1食完結型で990円~1,500円の価格帯で提供する」(成城石井)。
主なメニューはレシピを作成して配布、使用した食材、調味料などは売場でPOPを付けて訴求。現物でメニュー提案して売場で売り込む。まさに生きたメニュー提案だ。
レストランと惣菜売場の厨房も共有、10名のスタッフも兼務、効率化も進める。
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